総会

環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)平成22年度 理事会・総会

■開催日:平成22年7月14日(水曜)14時〜19時30分
■場所:名古屋東急ホテル 3階

理事会

平成22年7月14日(水曜)14時より名古屋東急ホテル(名古屋市中区)3階「錦の間」にて、「環境パートナーシップ・CLUB」第22回理事会が開催されました。松下雋EPOC会長(日本ガイシ(株)代表取締役社長)の挨拶の後、竹内弘之総合事務局長((社)中部産業連盟副会長)から議案書に沿って、

(1)平成21年度活動報告および収支決算書類承認の件
(2)組織改正の件
(3)平成22年度活動計画および収支予算審議決定の件
(4)平成22・23年度理事選任の件

の4議案の説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。

総会

理事会後、242会員(委任状含)の出席の下、平成22年度総会が同ホテル3階「バロックの間」において開催されました。冒頭、松下雋会長より挨拶があり、引き続いて竹内弘之総合事務局長から議案書に沿って、

(1)平成21年度活動報告および収支決算書類承認の件
(2)組織改正の件
(3)平成22年度活動計画および収支予算審議決定の件
(4)平成22・23年度理事選任の件

の4議案について説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席会員に諮られ、何れも原案の通り承認されました。

設立10周年基調講演会

平成22年度総会開催に伴い、EPOC会員限定の基調講演会が開催されました。
今年はEPOC設立10周年を記念して、講演会並びに特別対談を行いました。
今回の講師は、株式会社三菱総合研究所理事長小宮山宏様をお招きし、「課題先進国日本とものづくり」というテーマでご講演をいただきました。
ご講演後、特別対談は「グローバルな視点から捉えた環境諸問題〜これからの取り組むべき課題とは〜」をテーマに小宮山宏様、ナビゲーターに愛知工業大学教授架谷昌信様(EPOC顧問)を迎え対談いただきました。


松下雋会長 挨拶

平成22年度EPOC総会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
本日はご多忙の中、このように多数の皆様にご参集いただき、誠にありがとうございます。
また日頃よりEPOCの活動に対してご理解とご協力を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

EPOCは、中部地区の産業界が中心となり、環境保全と企業活動が調和した「循環型経済社会」の構築を目指して2000年2月に発足し、10周年を迎えました。
設立以来10年間、EPOCでは会員企業が業種や規模の垣根を越えて連携し、また市民や行政、大学・研究機関などとも連携を図りながら、様々な活動を展開し、多くの成果を重ねてきました。
活動の内容は、その時々の社会的要請に柔軟に対応したものであり、EPOCが発信してきた情報は企業の環境経営に活かされ、産業界全体のレベルアップに貢献してきたものと考えます。また市民や次世代に向けて行ってきた啓発活動は、社会全体の環境意識の向上に少なからず寄与してきたものと考えます。

昨今の環境問題に目を移しますと、昨年はCO2排出量について、新政府より大幅な削減目標が国内外に向けて示されました。また、本年10月には当地区において生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されることから、生物多様性に向けた産業界の取組みに関しても今後は期待と要求が高まってくると考えます。
こうした状況を受け、昨年度のEPOCでは、CO2削減に関するセミナーやCOP10プレイベントへの参加など、社会情勢を反映した活動も多く実施いたしました。本年度はCOP10への対応として、EPOCフォーラムの開催やメッセナゴヤ2010におけるEPOC活動の紹介などが予定されています。

さて、EPOCでは、過去の実績を振り返るとともに、環境問題への社会的要請を考慮し、今後の10年を見据えた活動の軸として「2020年ビジョン」を新たに策定しました。
今年度からは、『「環境のわざ」を活かして持続可能な経済社会の実現へ』のキャッチフレーズのもと、低炭素社会、循環型社会に向けた取組みに加え、自然共生社会に向けた活動も実施していきます。また、活動の方向性としては、「啓発から行動へ」の意識のもと、より実践的な活動を指向していきます。
2020年ビジョンの目標に掲げた「持続可能な経済社会」を実現していくために、会員の皆様には、これまで以上にEPOCの活動に参加いただき、EPOCを十分に活用していただきたいと存じます。

徐々に回復傾向にあるとは言え、未だ不透明な経済状況の中で、環境問題への対応の高度化・多様化が進むなど、産業界にとっては厳しい状況となっております。そのような中、今後もこの地区が産業のメッカとして存続し、「持続可能な経済社会」を実現していくためには、それぞれの企業が継続的にレベルアップし、高いレベルで「環境」と「経済」の両立を図っていかなくてはなりません。
最後となりましたが、今後も会員の皆様のニーズや社会の要請に対応した様々な取組みを積極的に展開して参りたいと存じます。会員の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。


総会ご来賓

経済産業省中部経済産業局長 宮川正様 にご来賓としてご挨拶を賜りました。


懇親会ご来賓

環境大臣 小沢鋭仁様 にご来賓としてご挨拶を賜りました。懇親会は約350名の参加者にご参加いただき、盛況に開催いたしました。

※なお、ご講演ご挨拶賜りました方々の所属役職は、平成22年7月14日現在のものです。