2023年7月13日（木）14：00より名古屋東急ホテル（名古屋市中区）3階「錦の間」にて、「環境パートナーシップ・CLUB」第48回理事会が開催されました。小池利和EPOC会長（ブラザー工業�且謦�役会長）の挨拶の後、藤岡昌也幹事長（ブラザー工業�葛C候変動対応戦略部部長）から議案書に沿って、

（１）2022年度　活動報告および収支決算の件
（２）規約変更の件

の2議案の説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。

理事会後、193会員（委任状含）の出席の下、2023年度総会が同ホテル3階「バロックの間」において開催されました。冒頭、小池利和会長より挨拶があり、引き続いて藤岡昌也幹事長から議案書に沿って、

（１）2022年度　活動報告および収支決算の件
（２）2023年度　活動計画および収支予算の件
（３）規約変更の件

の3議案について説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席会員に諮られ、何れも原案の通り承認されました。

　本日は、令和5年度EPOC総会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。EPOC会長を務める、ブラザー工業の小池利和でございます。
　会員の皆さまには、EPOC活動に対して多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに対し、厚く御礼申し上げます。
　さて、コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻、双方の影響を受けた世界経済ですが、現在は回復基調にあり、燃料やエネルギーの混乱も落ち着きを取り戻してきております。
　このような中われわれは今後、経済成長と、更なるCO₂排出削減や生物多様性の保全の両立という、大変難しい問題に対応していかなければなりません。

　そのために、TCFD提言に基づく開示や、SBTの数値目標の達成などはもちろん大切ですが、本当に重要なのは、各企業自らが先頭に立って再生可能エネルギー創出のための投資を行い、従業員も高い意識での草の根のCO₂排出削減活動を進め、取引先とも協力し、真の意味での環境負荷低減を実現することです。それに加え、エネルギー分野の企業の皆さんや、CO₂排出削減をビジネスチャンスとして捉えている企業の皆さんには、様々な技術革新を通じて、CO₂フリー電力の供給をさらに拡大して行っていただきたいと思います。

　このような状況における私たちの役割は、EPOCとして掲げている「2030年ビジョン」のゴールを達成し、CO₂排出削減や資源循環、生物多様性保全に貢献することです。そのためにも会員一同が情報を共有し、企業の壁を越えて本来の目的を見据え、本質的に何ができるかを真剣に考えていく必要があると考えます。

　新型コロナ感染症は5類に移行となり、感染対策はまだ必要ではあるものの、日常の生活はずいぶん落ち着いてまいりました。本年6月の幹事会・意見交換会の後には、4年ぶりとなる懇親会を開催することができましたし、本日の総会後も、全会員の皆様を対象に交流会を計画しています。
　また、本日の基調講演には「地球環境産業技術研究機構(RITE) 主席研究員」であり「東京工業大学 科学技術創成研究院特任教授」でもいらっしゃる秋元 圭吾 氏を講師にお招きし、『企業のカーボンニュートラル達成に向けた対応策』と題してご講演いただきます。
　日本の企業の多くは、カーボンニュートラルを目指して事業活動における省エネに継続的に取り組んでいるものの、先ほども申しましたように、まだ十分に進んでいないのが現状です。そのような中、企業自らのカーボンニュートラル達成に向けた活動への技術的なアドバイスをいただくべく、秋元先生に講演をお願いしました。
　本日は、これまでのご研究の中から得られた深い知見と、最前線におけるご活躍の実績を元にした、貴重なお話をお伺いできるものと思います。

　最後になりますが、今後も、EPOCの特徴である産官学連携のもと、サステナブルな社会の構築に向けて、さまざまな活動を展開していきたいと存じます。引き続き、EPOCの活動への皆さまの積極的な参画とご協力をお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。

経済産業省中部経済産業局長　寺村 英信 様にご来賓としてご挨拶を賜りました。

2023年度総会開催に伴い、EPOC会員限定の基調講演会が開催されました。
今回の講師は、東京工業大学 科学技術創成研究院 特任教授　秋元 圭吾 様をお招きし、「企業のカーボンニュートラル達成に向けた対応策」というテーマでご講演を頂きました。
総勢227名にご出席頂きました。
※後日、YouTube配信を予定しております。

基調講演会後の懇親会では、小池利和会長より挨拶がなされ、201名の会員様にご参加いただき、盛況に開催いたしました。