2022年7月14日（木）14：00より名古屋東急ホテル（名古屋市中区）3階「錦の間」にて、3年ぶりの会場にて「環境パートナーシップ・ＣＬＵＢ」第４６回理事会が開催されました。小池利和EPOC会長（ブラザー工業�且謦�役会長）の挨拶の後、藤岡昌也幹事長（ブラザー工業�葛C候変動対応戦略部部長）から議案書に沿って、

（１）2021年度　活動報告および収支決算の件
（２）理事改選（交替）の件
（３）顧問改選（交替）の件
（４）副総合事務局長改選（交替）の件

の４議案の説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。

理事会後、168会員（委任状含）の出席の下、2022年度総会が同ホテル3階「バロックの間」において開催されました。冒頭、小池利和会長より挨拶があり、引き続いて藤岡昌也幹事長から議案書に沿って、

（１）2021年度　活動報告および収支決算の件
（２）2022年度　活動計画および収支予算の件
（３）理事改選（交替）の件
（４）顧問改選（交替）の件
（５）副総合事務局長改選（交替）の件
（６）2022・2023年度役員選任の件

の6議案について説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席会員に諮られ、何れも原案の通り承認されました。

　本日は、令和4年度EPOC総会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
　本年度より、トヨタ自動車株式会社Executive Fellowの寺師さまの後任として、EPOC会長の職を担わせていただくこととなりました、ブラザー工業の小池利和でございます。
　会員の皆さまには、EPOC活動に対して多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに対し、厚く御礼申し上げます。
　さて、コロナ禍に端を発したサプライチェーンの混乱や部材調達コストの高騰などの問題が続く中、今年に入ってからは、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、国際情勢が大きく変化しました。特に燃料・エネルギーの供給の問題は、世界経済に大きな影響を与えています。
　昨年度、英国のグラスゴーにおいて開催された「COP26」においては、気候変動という重要な課題を議論するため、COP史上最大の約4万人が参加し、コロナ禍においてでも気候変動対応が全世界で待ったなしの状態になっていることを強く認識することができました。
　ところがここにきて、このエネルギー供給危機の打開策として、再生可能エネルギーへの投資をいったん保留し、化石燃料の確保と電力供給の安定化が必要であるという論調が目立つようになってきています。また同じくして、原子力発電を更に活用すべきだという議論も高まってきています。
　このように世の中では、CO2排出削減への動きが一歩　後退している感があるものの、私たちは自らが掲げた「2030年ビジョン」のゴールを達成しなければなりません。そのためにも会員一同が情報を共有し、企業の壁を越えて何ができるかを真剣に考えていく必要があると考えます。
　コロナ元年となった一昨年は、幹事会、理事会などの重要な会議を断念して書面開催とし、分科会活動も中止が続くなど、大変厳しい運営状況でした。一方2021年度はその経験を活かしてZoomなどのオンライン会議システムを積極的に導入し、コロナ以前に近い企画を立案し、会場とオンラインのハイブリッド方式を導入することで、かつてよりも多くの皆さんに参加していただくことができました。
　今年度も再び感染者数が増加傾向にある中で、昨年同様オンラインの活用を行い、情報共有活動をさらに強化していきたいと考えます。具体的な活動実績の概要につきましては、後ほどの議案のなかで幹事長からご報告させていただきます。
　また、本日の基調講演には、東京大学 未来ビジョン研究センター 教授の高村 ゆかり（たかむら ゆかり）先生をお招きし、『カーボンニュートラルに向かう世界「変化」の中の企業』をテーマにご講演いただきます。
　高村先生は、国際環境条約に関する法的問題、気候変動とエネルギーに関する法政策などを主な研究テーマとされています。現在、中央環境審議会会長、東京都環境審議会会長、再生可能エネルギー買取制度調達価格等算定委員会委員長などを務めるほか、「アジア開発銀行の気候変動と持続可能な発展に関する諮問グループ」委員でもいらっしゃるなど、環境活動に対し、グローバルに多大な貢献をされています。
　本日は、これまでのご研究の中から得られた深い知見と、気候変動対策の最前線におけるご活躍の実績を元にした、貴重なお話をお伺いできるものと思います。
　最後になりますが、今後も、EPOCの特徴である産官学連携のもと、サステナブルな社会の構築に向けて、さまざまな活動を展開していきたいと存じます。引き続き、EPOCの活動への皆さまの積極的な参画とご協力をお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。

経済産業省中部経済産業局長　田中 耕太郎 様にご来賓としてご挨拶を賜りました。

2022年度総会開催に伴い、EPOC会員限定の基調講演会が開催されました。
今回の講師は、東京大学未来ビジョン研究センター　教授　高村ゆかり 様をお招きし、「カーボンニュートラルに向かう『変化』の中の企業」というテーマでご講演を頂きました。
総勢120名にご出席頂きました。
※後日、YouTube配信を予定しております。

当日ご講演いただいた高村ゆかり様を交えて、「気候変動対策、カーボンニュートラルの実現」をテーマに、EPOC役員による意見交換会を実施しました。