環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)第40回理事会・2019年度総会
■開催日:2019年7月11日(木)14:00〜19:00
■場所:名古屋東急ホテル 3階
理事会
2019年7月11日(木)14:00より名古屋東急ホテル(名古屋市中区)3階「錦の間」にて、「環境パートナーシップ・CLUB」第40回理事会が開催されました。柘植康英EPOC会長(東海旅客鉄道(株)代表取締役会長)の挨拶の後、清水紀宏幹事長(東海旅客鉄道(株)総合技術本部技術開発部担当部長)から議案書に沿って、
(1)2018年度 活動報告および収支決算の件
(2)理事改選(交替)の件
(3)監事改選(交替)の件
の3議案の説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。
|
総会
理事会後、214会員(委任状含)の出席の下、2019年度総会が同ホテル3階「バロックの間」において開催されました。冒頭、柘植康英会長より挨拶があり、引き続いて清水紀宏幹事長から議案書に沿って、
(1)2018年度 活動報告および収支決算の件
(2)2019年度 活動体制の件
(3)2019年度 活動計画および収支予算の件
(4)理事改選(交替)の件
(5)監事改選(交替)の件
(6)顧問改選(交替)の件
の6議案について説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席会員に諮られ、何れも原案の通り承認されました。
|
基調講演会
2019年度総会開催に伴い、EPOC会員限定の基調講演会が開催されました。
今回の講師は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 理事長 中鉢良治 様をお招きし、「持続可能な社会へ向けて」というテーマでご講演を頂きました。
総勢275名にご出席頂きました。
|
柘植康英会長 挨拶
本日は、2019年度EPOC総会にお集まり頂き、誠にありがとうございます。EPOC会長を務めますJR東海の柘植でございます。
会員の皆さまには、EPOC活動に対して多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに対し、厚く御礼申し上げます。
最初に、ご来場の皆様へのご報告がございます。既にご存知の方も多くいらっしゃることと存じますが、このたびEPOCが環境保全功労者として環境大臣から表彰されました。
表彰の理由は「業種・業態の枠を超えた活発な研究、交流、実践、情報発信等の活動を通して、企業・団体の自主的な 環境保全への取組の促進に長年にわたり貢献し、顕著な 成果を上げてきたことは、経済界を中心とした連携モデルとして高く評価できる。」ということであります。
EPOCは、2000年の創立以来、中部地域において、産官学が連携しながら活動実績を積み上げて参りました。このたびの表彰は、会員の皆様の多年にわたる取り組みについて評価をいただけたものです。創立時より、EPOCの発展にご尽力を賜りました方々、そして今ご参加頂いている皆さま方には、心より御礼を申し上げます。今回の受賞を励みに今後のEPOCが意義ある活動となるよう会員の皆様には、引続きご支援を賜りたく存じます。
さて、地球環境問題への対応を巡る変革はとどまることなく進んでおります。昨年度は12月のCOP24において、「パリ協定」の実施ルールが採択され、地球温暖化対策の新たな国際的枠組みが2020年から動き出すことになりました。先月、長野県軽井沢町で開かれていたG20エネルギー・環境関係閣僚会合では、活発な議論が交わされ、各国の自主的な対策内容を継続的に報告・共有することを柱とした「海洋プラスチックごみ対策実施枠組み」等が採択されました。我々としても検討すべき課題であると認識しております。
世界的な取り組みが進む背景には、現在の我々と、将来世代が共に満足のできる社会、すなわち「持続可能な社会」の実現ニーズの高まりがあると考えられます。実現に向けてSDGsに代表される世界共通の目標が掲げられ、各国の様々なレベルにおいて具体的な取り組みがなされています。
このような社会変化を実現していくためには、地域と民間の役割も重要になります。EPOCの役割は、今後益々重要になってくるものと考えられます。
EPOCは、昨年度も各分科会を中心に、会員のレベルアップを目的としたセミナー・勉強会の開催や、地域社会の環境啓発のための次世代層への環境学習支援、他団体と連携した活動など、取組みを幅広く行って参りました。また、分科会活動とは別に、エネルギー・環境政策の動向に関するフォーラムや、環境に関する先進的な取組みの視察会を実施し、会員や社会のニーズに応えるように努めて参りました。具体的な活動実績の概要につきましては、後ほどの議案のなかで幹事長からご報告させて頂きます。
本日の基調講演には、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 理事長 中鉢良治 様をお招きし、「持続可能な社会に向けて」をテーマにご講演頂きます。中鉢理事長は、エレクトロニクス分野の技術者として、そして経営者としてソニー株式会社でご活躍されたのち、現在は、産業技術総合研究所におきまして、理事長の職に就いておられます。
産業技術総合研究所は、日本の産業や社会に役立つ技術の創出と実用化や、革新的な技術シーズを事業化に繋げるための「橋渡し」機能に注力しており、持続可能な社会の構築に向けた様々な取り組みを進めておられます。また、中鉢理事長は、日本経団連評議員会 副議長、産業技術委員会 共同委員長などの要職もご歴任され、技術と社会の関わりについて、深い知見をお持ちでいらっしゃいます。本日は、技術者、経営者、公的機関の長としての実体験に基づく、貴重なお話をお伺いできるものと思います。
今後も、EPOCの特徴である産官学連携のもと、「持続可能な経済社会」の構築に向けて、様々な活動を展開していきたいと存じます。引続き、EPOC活動への皆さまの積極的な参画とご協力をお願い申し上げまして、私のあいさつとさせて頂きます。
|
総会ご来賓
経済産業省中部経済産業局長 高橋 淳 様にご来賓としてご挨拶を賜りました。
|
懇親会
基調講演会後の懇親会では、環境大臣表彰に推薦いただいた環境省中部地方環境事務所長 秀田智彦 様、EPOC顧問である愛知工業大学 特任教授の架谷昌信 様よりご挨拶がなされ、265名の参加者にご参加頂き、盛況に開催致しました。
※なお、ご講演ご挨拶賜りました方々の所属役職は、2019年7月11日現在のものです。
|