総会

環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)平成20年度総会

■開催日:平成20年7月28日(月曜)14時45分〜19時
■場所:名古屋東急ホテル3階「バロックの間」

理事会

平成20年7月28日(月曜)14時45分より名古屋東急ホテル(名古屋市中区)3階「錦の間」にて、「環境パートナーシップ・CLUB」第18回理事会が開催されました。深谷紘一EPOC会長((株)デンソー代表取締役副会長)の挨拶の後、竹内弘之総合事務局長((社)中部産業連盟副会長)から議案書に沿って、

(1)平成19年度活動報告及び収支決算書承認の件
(2)平成20年度活動計画及び収支予算審議決定の件
(3)組織改正の件
(4)規約改訂の件
(5)理事改選の件

の5議案の説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。

総会

理事会後、273会員(委任状含)の出席の下、平成20年度総会が同ホテル3階「バロックの間」において開催されました。冒頭、深谷紘一会長より挨拶があり、引き続いて竹内弘之総合事務局長から議案書に沿って、

(1)平成19年度活動報告及び収支決算書承認の件
(2)平成20年度活動計画及び収支予算審議決定の件
(3)組織改正の件
(4)規約改訂の件
(5)理事改選の件

の5議案について説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席会員に諮られ、何れも原案の通り承認されました。

基調講演会

平成20年度総会開催に伴い、EPOC会員限定の基調講演会が開催されました。
今回の基調講演会の講師は、福田首相の「地球温暖化問題に関する懇談会」メンバーであり、昨年EPOCにて上映会を行った「不都合な真実」の翻訳者でもあられる、枝廣淳子様をお招きし、「低炭素社会を目指して」という演題にてご講演をいただきました。

深谷紘一会長 挨拶

平成20年度EPOC総会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中、このように多数の皆様にお集まりいただき、誠にありがとうございます。また日頃はこのEPOCの活動にご理解とご協力を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。

EPOCは、この中部圏から環境対応に関するさまざまな情報を発信し、世界に誇れる環境先進地の形成と、安全かつ快適な「循環型経済社会」の構築を目指して、設立された団体で、今年で発足9年目を迎えています。EPOCでは、これまで各企業のトップが業種や規模の垣根を越えて、さらには市民・有識者・行政との連携を図りながら、『産・官・学・市民』が一体となった活動を展開してきました。平成17年度「愛・地球博」では各種環境イベントを開催、平成18年度からは分科会活動の活性化を図るなど、会員の皆様の多大なご協力により、着実に成果をあげてきております。

さて先日開催された「北海道・洞爺湖サミット」では、気候変動問題について「2050年までに世界の温暖化排出ガスを半減する」という長期目標を、「世界全体の目標として採択することを求める」としてG8で合意しました。世界的に環境問題特に低炭素社会実現に向けた取り組みは今後も一層活発になると思われます。加えて、資源の高騰や欧州における新たな化学物質管理(REACH)規制のスタートなど、地球環境全般に関わる諸問題はますます広がりをみせております。

こうした状況の中で、我々EPOCに対する周囲からの期待はさらに高まっています。EPOCの活動方針の軸である「2010年ビジョン」に、「“ものづくりのわざ”から“環境のわざ”の実現」と謳っております。すなわち、会員企業の皆様が培ってきた環境経営の仕組みや技術をベースに、企業間の連携によって産業界全体の環境取り組みのレベルアップを図るとともに、会員以外の企業や市民、学校等との交流にすることによって、EPOC会員企業が、社会全体の環境意識の向上や市場のグリーン化に貢献することが重要と考えます。
こうした活動を行っていく上で、特に私が重要視していきたいのは、このEPOCを将来にわたって持続・発展させていく土壌を築くこと、そして会員企業の皆様にとって魅力を感じて頂ける活動を少しでも多く行っていくことです。
まず1つ目の持続・発展性については、我々が取り組む「環境」というテーマそのものが長期的なテーマです。先日のサミットでも2050年に向けた目標を議論していました。一方で、企業経営者が世代交代をし、加えて経営環境も変動する状況下で、このEPOCを長期的に継続・発展させていくには、理事・幹事の努力はもちろんのこと、各会員企業におかれましても、このEPOCの重要性を共有し継承頂きたいと思います。

次に、会員企業が魅力を感じて活動して頂ける点ですが、せっかく多様な分野で日本さらには世界をリードする企業が集まっているわけですので、皆様にはぜひこの場を有効活用していただき、ここから新たな技術の種や、コラボレーションのきっかけを見つけていっていただきたいと考えています。例えば、ある会社で廃棄物の処理に困っているとして、その廃棄物を別の会社の技術を使って新たな材料を生み出し、それをさらに別の会社が材料として利用する、といった新たな環境の循環(連鎖)が生れないものでしょうか。そして、いいお話があればEPOCの名前で広く世の中にPRしていけないものかとも思っています。そういう意味で、皆様にはぜひ積極的にEPOCの活動に参画いただき、何かしらメリットを享受していただくことができれば、このクラブの更なる発展、ひいてはEPOCがこの中部そして日本の循環型経済社会の構築をリードしていける存在になれると確信しております。

最後になりましたが、会員の皆様には、これまで以上のご理解とご協力をお願い申し上げて、私からの挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。