視察・調査

2017年度 循環型社会分科会視察 「東京環境ビジネス・イノベーション」実績報告

はじめに

昨今、注目されているIoT(Internet of Things)を活用した環境配慮について学ぶため、キャンパス内の様々なものがIoT化された東洋大学を視察しました。また、「エコプロダクツ2017」にて、分科会メンバー会社とのビジネスマッチングの機会を設けました。

開催日時: 2017年12月7日(木曜日)
開催場所: 東洋大学 赤羽台キャンパス、
エコプロダクツ2017〜環境とエネルギーの未来展〜
参加者: 15名

プログラム

(1)東洋大学 訪問
・講話「ICT※がもたらす社会の変化と環境問題」(東洋大学 情報連携学部 花木教授)
・大学内施設見学 (施設内に多数あるセンサーを確認しながら、スマホで電源のオンオフを操作する研究室、プログラミングしないと使えない学生ロッカー、本のない図書館等)

※「Information and Communication Technology」の略称。情報伝達技術。


(2)「エコプロダクツ2017」〜環境とエネルギーの未来展〜
・愛知県ブース「あいちの環境ビジネス発信事業」見学
・産業環境管理協会ブース、環境省ナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクトブース見学


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    1. 東洋大学内施設見学・「ICTがもたらす社会の変化と環境問題」講話


    2017年4月に新しく開設された赤羽台のキャンパスは、クラウドベースの教育システムを取り入れた「スマートキャンパス」です。
    キャンパス内のあらゆるモノがデジタル化(IoT化)され、学内の情報や図書館のライブラリーなどの情報を、スマートフォンなどのデジタルデバイスと繋げ、リアルタイムに得ることができるキャンパスを見学しました。
    学生はそれぞれパソコンを所有しており、授業で使用するテキストや大学からの連絡事項はすべてオンラインで見ることができます。
    また、情報連携学部教授の花木先生に、IoT、 AIなど新たなイノベーションが、くらし、インフラ、環境をどのように変えていくかについてのお話をいただきました。
    ICTの急速な進展により、これからの都市のくらしでは、質の高い生活と環境へのやさしさを両立することが必要です。テレワークやサテライトオフィス、電子書籍、スマートグリッドの拡大など、ICTがもたらす環境負荷削減効果には、大きな可能性があることがわかりました。




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    2.「エコプロダクツ2017」〜環境とエネルギーの未来展〜


    エコプロダクツ2017は、「地球温暖化対策と環境配慮」「クリーンエネルギーとスマート社会」を2大テーマに、関連する製品、サービス、プロジェクト、つながりなど、様々な要素を集結させた環境の総合展示会です。
    「あいちの環境ビジネス発信事業」では、資源循環・省エネ等の優れた環境技術を有する愛知県内の企業の出展ブースを見学しました。
    また、環境省ナノセルロースヴィークル(NCV)プロジェクトブースでは、セルロースナノファイバーを活用した自動車の軽量化技術についてお話を伺いました。
    そして、産業環境管理協会(地域・産業支援センター)の ビジネスサポートコーナーでは、地域の有力企業の出展ブースを見学しました。