2016年度 第3回循環型社会分科会 勉強会・視察
はじめに
年度初めの分科会にて集約した興味あるテーマの中から、特に興味の高かった産業観光と震災復興について、勉強会・視察として熊本の復興に貢献する産業・一般観光の状況を現地視察・体験しました。
開催日時: |
2016年11月21日(月曜日)〜11月22日(火曜日) |
開催場所: |
熊本県震災廃棄物二次仮置き場 熊本大学ましきラボ、及び、益城町被災中心地 八丁原地熱発電所 |
参加者: |
14名 |
プログラム
(1) 熊本県震災廃棄物二次仮置き場視察
(2) 環境震災復興に関する講話
(3) 益城町周辺の震災復興状況視察
(4) ワークショップ
(5) 八丁原地熱発電所
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(1) 本県震災廃棄物二次仮置き場視察所
【内容】
12社(県内5社、県外7社)の連合体で熊本県より委託し災害廃棄物を処理している震災廃棄物二次仮置き場を視察しました。主に木くずを破砕処理しており、混合廃棄物の処理建屋は建設中で、12月中旬より処理を開始予定とのことでした。熊本地震のような直下タイプ、阪神淡路大震災のような火災タイプ東日本大震災のような津波タイプと、タイプごとに対応が異なることを知っておくこと、有事の際にすぐに連携がとれるよう、日頃から営利目的のみでない関係やネットワークづくり、具体的な話し合いができる場づくりが重要とのことでした。
2018年1月には処理施設解体予定です。
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(2) 環境震災復興に関する講話
【内容】
熊本大学が運営するましきラボにて、熊本大学政策創造研究教育センター准教授の田中先生に、ご自身の震災経験と復興活動についてお話をいただきました。
「復旧」と「復興」は違うこと、「震災前にできていなかったことは、震災後に復興できない」「『脅威に対してビクともしない強さ」ではなく、『脅威をしなやかに受け止め、柔軟に回復』していくことが重要」とのことでした。
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(3) 城町周辺の震災復興状況視察
【内容】
益城町の被災中心地周辺を歩き、復興状況を現地確認しました。木山神宮にて、宮司様にお話しをうかがいました。
木山神宮は、指定文化財ではないため、国からの支援はなく復興の難しさがあるとのことでした。
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(4) ワークショップ
【内容】
一日のまとめとして、視察を通して感じたことや学んだこと等を書き出し、それぞれへの対応策(イノベーション)を考え、各自の活動へつなげていくことをまとめて発表するワークショップを行いました。
ワークショップ発表は、熊本大学の田中准教授にもご同席いただき、講評を頂きました。
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(5) 八丁原地熱発電所
【内容】
大分県玖珠郡九重町にある八丁原地熱発電所を視察しました。地下から取り出した熱を利用するクリーンな再生可能発電で、日本最大の規模となります。
概要をご説明いただいたあと、実際に施設内部を見学させていただきました。
安定したエネルギーである為、2Km離れた大竹発電所にて遠隔操作されている等、さまざまな工夫がされていました。