セミナー

第6回EPOC有害化学物質セミナー
「化学物質管理の最新動向」


概要

 欧州の化学品規制「RoHS」、「REACH」をはじめとする各国で新たな化学物質政策が展開され、製品などへの有害化学物質規制が年々強化されております。また、現在化審法の見直しが進められており、日本国内においても化学物質管理の新たな取組みが求められています。こうした動向を踏まえ、本セミナーは「化学物質管理の最新動向」をテーマとして開催しました。
 セミナーの内容としては、最初に産業環境管理協会の松浦様から改正RoHS指令のポイント及びCEマーキングとの関係について簡単な説明をして頂き、引き続き改正RoHSが求めるCEマーキングへの対応について、テュフズードジャパン株式会社の石川様からご講演いただきました。その後、化学物質管理の最新動向として化審法の現状と改正の方向及びPOPs条約について明治大学理工学部教授の北野大様よりご講演いただきました。
 参加者は総勢110名と、多くの方にご参加いただき、化学物質の管理に対する関心の高さが伺えました。


開催日:平成21年 3月 2日(月)13:30〜16:45
会 場:名古屋国際会議場(名古屋市熱田区熱田西町1−1)
主 催:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)有害化学物質分科会
後 援:経済産業省中部経済産業局

<プログラム>

    • 13:30〜13:35
    • 主催者開会挨拶

    EPOC有害化学物質分科会リーダー
    (ブラザー工業株式会社 環境推進部長)  小島 靖方

    • 13:35〜13:40
    • 改正RoHS指令のポイントとCEマーキングとの関係について
    松浦 徹也氏

    (社)産業環境管理協会
    化学物質管理情報センター チーフエンジニア
    松浦 徹也氏

    【講演概要】
      改正RoHS指令のポイントについて要点を説明していただいた後、改正RoHS指令とCEマーキングとの関わりを紹介していただいた。



    • 13:40〜14:35
    • 講演T「改正RoHSが要求するCEマーキングへの対応」
    石川 信一氏

    テュフズードジャパン株式会社
    TEC事業本部/カスタマーリレーション
    石川 信一氏

    【講演概要】
      CEマーキングの基礎についての概要説明の他、対象となる指令の具体的な中身、CEマーキングの自己宣言までの流れ等について最新情報を含めてご講演いただきました。

    1. CEマーキングの目的
    2. 対象となる指令(ニューアプローチ指令)
    3. 指令と規格
    4. CEマーキング自己宣言までの流れ
    5. 自己宣言と表示
    6. RoHSとCEマーキングの関係
    7. 弊社試験サービス
    • 14:35〜14:45
    • 質疑応答
    • 14:45〜15:00
    • 休憩
    • 15:00〜16:30
    • 講演U 「化学物質管理の最新動向
       〜化審法の現状と改正の方向及びPOPs条約について」
    北野 大氏

    明治大学理工学部
    教授  北野 大氏

    【講演概要】
     化学物質管理の最新動向、特に現在見直しが進められている化審法について、DDT、PCBなどの具体的な化学物質における過去の対応事例の紹介を含めて、その制定の背景や経緯及び今後の改正の方向などについてご講演していただきました。引き続いてPOPs条約についてその経緯や化審法との相違、さらにPFOSなど具体的な化学物質に関してご講演いただきました。

    1. 化学物質審査規制法の現状と今後の改正の方向
    2. POPs条約の運用状況
    • 16:30〜16:40
    • 質疑応答
    • 16:40〜16:45
    • 主催者閉会挨拶

    EPOC有害化学物質分科会リーダー
    (ブラザー工業株式会社 環境推進部長)  小島 靖方

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