2024年度 環境経営分科会
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開催日時 | : | 2024年12月5日(木) 14:00~17:05 |
形式 | : | ハイブリッド |
参加者 | : | 計178名(見逃し配信含む) |
プログラム
講演Ⅰ 「あいち環境イノベーションプロジェクトについて」
【講師】
愛知県 環境局 環境政策部 環境政策課 環境イノベーション推進グループ
課長補佐 近藤 雅史 氏
講演Ⅱ 「スタートアップとの事業共創で描く成長戦略」
【講師】
NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社
代表取締役 峠 清孝 氏
講演Ⅲ 「地域環境保全に向けた共創の取組」
【講師】
株式会社ヤマサ
取締役 総務部長 依田 剛 氏
小売事業部 燃料部長 上條 秀吉 氏
株式会社アスピア
執行役員 安全・業務推進室長 樋口 敏 氏
講演Ⅳ 「新素材開発に伴うサプライチェーン構築について」
【講師】
株式会社ゴールドウイン ザ・ノース・フェイス事業本部
ザ・ノース・フェイスアパレル事業部 エキスパート 畑野 健一 氏
テック・ラボ マテリアルグループ マネージャー 柴田 徹 氏
講演概要
(講演Ⅰ)
あいち環境イノベーションプロジェクトの採択案件をご紹介いただきました。
このプロジェクトには、全国から96件応募があり8件の革新的な事例が採択されました。創エネ2件、CCUS1件、サーキュラーエコノミー3件、サステナ社会モデル1件、自然がもつ価値の見える化1件でした。今後の進め方として、連携促進交流会を開催し、お互いのプロジェクトの発表やStation AIでの支援の紹介など今後の活動につなげるべく活発な交流が進められました。また今後は愛知県が大学や地域企業と連携して、プロジェクトの社会実装に向けてプロジェクトを支援するとのことです。
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近藤 氏 |
(講演Ⅱ)
投資を通じたスタートアップ企業の事業の支援について事例を交えてご紹介いただきました。
NOBUNAGAベンチャーキャピタルは十六銀行グループの投資会社として2021年に設立されました。その後4年間で累積50件のスタートアップ企業とのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を推進しています。CVC事例企業として、空飛ぶクルマを開発し大阪万博でも実証予定のSkydrive社、都市での電動キックボードのシェアリングサービスを展開しているLuup社などがあります。今後も、Station AIなどを活用してスタートアップ企業を支援していくとのことです。
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峠 氏 |
(講演Ⅲ)
地域企業の共創によるリニューアブルディーゼルの活用事例をご紹介いただきました。
長野県松本市の燃料調達会社ヤマサはカーボンニュートラルへの取り組みの一環として、リニューアブルディーゼルの普及を推進しています。廃食油などをリサイクルして作られるリニューアブルディーゼルオイルの供給を受け、同じく松本市の建設会社アスピアのフォークリフトに利用して、走行に問題がないことを検証しています。
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樋口氏 上條氏 依田氏 |
(講演Ⅳ)
グローバルなサプライチェーンでの共創によるCO2由来スポーツウェア開発をご紹介いただきました。
Goldwin社はアパレル業界として石油代替原料への取り組みを検討しており、その一環として欧州のNESTE社で開発されたCO2由来のポリエステルをサプライチェーンを介してスポーツウェアを開発しました。その結果、パリ五輪のボルダリング日本チームのユニフォームに採用され、世界に広く紹介されました。今後も様々なCO2由来製品を開発し、脱石油に取り組んでいくとのことです。
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柴田氏 畑野氏 |
以上