2024年度 資源循環分科会
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開催日時 | : | 2024年7月30日(火) 15:30~17:00 |
開催場所 | : | ディスクエア4階 会議室 |
参加者 | : | 計173名(アーカイブ配信含む) |
プログラム
講演1
SyncMOFの環境取組みとMOFの機能・特色・環境貢献ポテンシャル
東邦ガスとの共同研究によるMOF活用CO2循環利用への挑戦
講師:SyncMOF株式会社 取締役 堀 彰宏 氏
講演2
ダイセキの環境取組みとMOF活用アンモニア循環利用への挑戦
講師:株式会社ダイセキ 生産技術開発部 部長 西田 和也 氏
講演概要
講演1
【概要】
「SyncMOFの環境取組みとMOFの機能・特色・環境貢献ポテンシャル」というテーマで、会社創業の思いや社名の由来から、MOFとは何かという内容で、ご講演いただきました。吸収したガスに応じた金属有機体(MOF)を使用し、ガスを濃縮する技術を検証動画などを使用しながらご説明いただきました。
さらに、教育機関や地方自治体、Jリーグのスポーツクラブ、一般市民とも取り組みを進めており、MOFを使用して脱炭素や社会貢献に取り組んでいる具体事例として、長野県・白馬村の小学校で「CO2当番」という役割をもった学生が、CO2を吸収するMOFを教室に設置し、吸収・濃縮したCO2で野菜の生育を促進させている取組みをご紹介いただきました。
講師の堀氏 |
講演2
【概要】
「ダイセキの環境取組みとMOF活用アンモニア循環利用への挑戦」というテーマで、産業廃棄物処理の方法やプロセスの中で発生するアンモニアの問題提起から、その問題解消に向けた取り組みについてご講演いただきました。
また、燃焼時に二酸化炭素を排出せず、水素と水に分解されるアンモニアに着目し廃棄物の中からアンモニアだけを吸着脱するMOFを使用して高アンモニアガスを生成し、アンモニアを購入している企業やアンモニア製造会社で利用できないかという構想について説明いただきました。最後に、この構想の実現のために使用すべきMOFは何かという試行錯誤の過程、Amuniteの可能性について、さらに現状の課題と今後の挑戦についてもご紹介いただきました。
講師の西田氏 |
以上