2017年度第2回EPOC環境経営先進セミナー
「土壌汚染対策関連法令への企業の対応」
概要
従来に比べ、工場の新設時などにおける土壌汚染対策関連法令への対応の重要度が増し、世間からも注目されるようになりました。法令違反の発生は、罰則に加えて企業イメージにも大きく影響します。このリスクを回避するためには、企業は関連法令を正しく理解し、適切に対応することが重要になってきます。
今回、講演Iでは行政の視点から見た土壌汚染対策関連法令の解説、講演IIでは事業者の視点から見た法令への対応という内容で2つの講演を企画しました。
参加者からは、「わかりやすく丁寧な解説で法令が理解できた」「具体的な事例も聞けて大変参考になった」などのご意見をいただきました。
日時：平成29年11月16日（木曜日） 14時30分〜17時
会場：名古屋商工会議所2Ｆ大ホール
（名古屋市中区栄2丁目10−19 名古屋商工会議所内）
参加者：72名
＜プログラム＞
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- 14時35分〜15時35分
- 【講演I】
「土壌・地下水汚染対策について」
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【講師】
宮本 芳子 氏（愛知県 環境部水地盤環境課 課長補佐）
【講演概要】
本講演では、行政の視点から土壌汚染対策関連法令について、ご解説いただきました。土壌汚染対策関連法令は、国の法律としては、農用地の土壌汚染法防止法に始まり、2002年に土壌汚染対策法と改称されました。また、愛知県では2003年県民の生活環境の保全等に関する条例が施行されました（名古屋市は市条例）。今年度、土壌汚染対策法が改定され、来年から再来年度にかけて施行予定、県や市の条例もそれに伴い改定予定とのことです。
法律の骨格となる有害物資のリストや土壌調査義務についての解説がありましたが、特に土壌調査の契機や調査方法を詳細に解説されました。最後に、調査契機に合致するか判断に迷ったら、すぐに県や市に相談してほしいとのことでした。
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- 15時45分〜17時
- 【講演II】
「土壌汚染対策関連法令のポイントと企業の対応」
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【講師】
佐藤 泉 氏（佐藤泉法律事務所 弁護士）
【講演概要】
本講演では、長年環境関連法令がご専門である佐藤様から、クライアントである企業側の立場での土壌汚染対策関連法令のポイントと対応について、ご講演いただきました。法令の制定や改定には、必ずその背景が存在するという観点で関連法令をご説明されたので、理解し易かったという声を多数いただきました。
また、事例も豊富にご紹介され、このケースでは何が悪かったのか、どのように対応すればよかったのかについて、解説いただきました。
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