第2回EPOC環境経営先進セミナー
「海外・国内化学物質規制の最新動向について」
概要
企業のグローバル化の中で、日本国内だけでなく欧州・アジア・米国での化学物質規制の動向を絶えずウォッチする必要があります。
今回のセミナーでは「海外・国内化学物質規制の最新動向について」と題して2つの講演を企画しました。講演I では欧州の化学物質規制RoHS指令、REACH規則を中心にご講演いただきました。講演II では、日本含むアジアおよび米国の化学物質規制についてご講演いただきした。参加者は91名と多くの参加者を集めました。参加者からは、世界の各地域での化学物質規制の最新動向を知ることができて大変有意義であったというご意見を頂きました。
日 時:2016年1月29日(金曜) 13時45分〜17時
会 場:マザックアートプラザ4F会議室
(名古屋市東区葵1−19−30)
参 加 者:91名
<プログラム>
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- 13時50分〜15時15分
- 【講演I】
「欧州REACH、RoHS指令の最新動向」
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【講師】
市川 芳明 氏(株式会社日立製作所 知的財産本部 国際標準化推進室 主管技師長)
【講演概要】
本講演は、最初に欧州RoHS指令の改定ポイントについてご解説いただきました。従来の禁止対象6物質以外にフタル酸系4物質の追加についてご解説いただきました。また、改定RoHS指令に関連してCEマーキングIECなどの規格および講師の市川氏が委員長を務められている規格検討委員会IEC TC111の組織などをご解説いただきました。
次に改定REACH規則については、高懸念物質(SVHC)リストの物質拡大のスケジュールや、基準値であるSVHC濃度の定義について、分母が従来の完成体レベルから部品レベルに厳格化されることなどご解説いただきました。参加者の皆様からは、改定ポイントがわかり易かったというご感想をいただきました。
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- 15時30分〜16時55分
- 【講演II】
「米国・アジア・日本の化学物質規制の最新動向」
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【講師】
松浦 徹也 氏(一般社団法人 東京環境経営研究所 理事長)
【講演概要】
本講演では、最初に中国RoHS、韓国K-REACHに始まり、台湾、アセアン各国(インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン)における化学物質規制のポイントをご解説いただきました。次に日本については今年年6月施行される改正安衛法について、通知対象物質のリスクアセスメント義務化を中心にご解説いただきました。最後に米国のTSCAの改定案と改定案成立のタイミングについてご解説いただきました。
参加者の皆様からは、広範囲にわたり各国の規制動向を知り非常に参考になったとのご感想をいただきました。
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