第4回自然共生社会分科会セミナー
「2020年への「はじめの一歩」の振返りとCOP12に向けた国際動向」
概要
2010年のCOP10で採択された「愛知目標」では2020年までの具体的な行動目標が示されました。世界はその目標年である2020年を見据え、これまでの2年半の間に「はじめの一歩」を踏み出し、国内外の企業も生物多様性を守る活動を始めています。行政においても積極的に活動を展開しています。そこで自然共生社会分科会では2020年に向けた皆様の取組みをサポートすべく本セミナーを開催いたしました。第I部として、日本自然保護協会、国際自然保護連合国際担当の道家哲平様より「COP12準備会合から見る愛知ターゲットの最新動向と2020年に向けた展望」という題目で、生物多様性条約の現状と企業との係りについてご講演いただき、第II部として、「愛知県内における2020年へのはじめの一歩」という題目で、自治体、企業、NPOという立場の異なる3つの主体から、それぞれの2020年へ向けた「はじめの一歩」について講演いただきました。
総勢72名と多くの方に参加いただき、生物多様性に関する今後の取組みについて考える機会を共有することができました。
日 時:2013年12月4日(水曜)
会 場:ウィンクあいち(愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
主 催:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)自然共生社会分科会
共 催:愛知県
連携協力:ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会
<プログラム>
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EPOC副幹事長 ブラザー工業(株) 常務執行役員 浅井侯序 氏
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- 13時25分〜14時55分
- 【講演T】COP12準備会合から見る
愛知ターゲットの最新動向と2020年に向けた展望
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【講師】
日本自然保護協会(NACS-J)国際担当 道家哲平 氏
【講演概要】
2020年の愛知目標のターゲットイヤーに向けて、現在の国際的な動向について、愛知目標の再確認とともに説明いただきました。また、COP12の準備会合(SBSTTA-17)で議論された重点項目について、生物多様性事務局へのインタビューを含めながら、企業からの視点も加えて解説いただきました。
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- 15時5分〜16時40分
- 【講演U】愛知県内における2020年へのはじめの一歩
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【講師】
名古屋大学産官学連携推進本部連携推進部長・教授 武田穣 氏
ソニーイーエムシーエス 人事総務2部 加藤雅親 氏
日本エコロジスト支援教会 理事・事務局長 北村秀行 氏
【講演概要】
武田氏からは、愛知県が今年策定したあいち生物多様性戦略2020について、特に企業に係る愛知方式や、生態系ネットワーク協議会の活動について解説いただきました。加藤氏からは、自社で行われている「ソニーの森」の活動について、従業員がどのように係り、同活動を深めていったか説明いただきました。北村氏からは知多半島で行われている産・官・学・民の取組みについて、その内容と円滑に進めるための仕掛けづくりについて解説いただきました。
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愛知県環境部自然環境課長補佐 刈谷良稔 氏