概要

世界中で環境規制が強化されており、海外に市場を求める企業にとって、グローバルな規制動向の把握は切実な課題となっています。化学物質管理に関しましては、EU加盟各国にて、本年1月より「改正RoHS指令」が本格実施されたほか、中国においても「改正中国版RoHS」の間近な公布が予想されています。
本セミナーは、EUの「改正RoHS指令（RoHS2）」と中国の「電子電気製品汚染抑制管理弁法（改正中国版RoHS）」に関して、最新動向や対応のポイントなど、実務に直結する貴重な情報をEPOC会員の皆様に提供することを目的として開催いたしました。

＜プログラム＞

• • 13時45分〜13時50分
  • 開会挨拶

• • 13時50分〜15時50分
  • 【講演�T】
    EU「改正RoHS指令（RoHS 2）」の最新動向とその対応」

  【講師】
  株式会社日立製作所 地球環境戦略室
  主管技師長　市川芳明 氏

  【講演概要】
  本講演では、改正箇所について説明いただいた後、RoHS指令改正のポイント、RoHS IIの主要条項解説と欧州委員会のFAQについて解説をいただきました。またCEマーキング指令、整合規格 EN 50581、試験アプローチのための参照整合規格 IEC 62321、エビデンスアプローチのための参照規格IEC 62474についても具体的な解説をいただきました。さらに今後の企業の対応ついても簡潔な説明をいただきました。
  参加者より回収したアンケートでは、「法令の改正ポイントが明確に理解できた。」「難解な法律の解釈が分かりやすく説明され、とても参考になった。」など高い評価をいただきました。

  

• • 15時50分〜16時10分
  • 休憩

• • 16時10分〜17時40分
  • 【講演�U】
    ｢中国版RoHSの最新動向とポイント」

  【講師】
  日中環境協力支援センター有限会社
  市場リサーチ部次長　稲田健志 氏

  【講演概要】
  本講演では、まず中国における環境規制の枠組み（環境法体系や環境保護標準体系）について解説いただきました。次いで中国版RoHSの概要やEU/RoHSとの比較、近年の関連動向や中国RoHS法規改正案、自主認証に関する具体的な情報を提供いただきました。さらには今後の環境政策や中国における環境経営リスクについて説明いただきました。
  参加者より回収したアンケートでは、「中国の実態が理解できた。」「輸出に関する注意点を知ることができた。」など高い評価をいただきました。

  

• • 17時45分
  • 閉会