第1回自然共生社会分科会セミナー
「COP10の成果と産業界に求められる対応」
概要
昨年10月、生物多様性条約第10回締約国会議(国連地球生きもの会議)が、愛知・名古屋で開催され、「名古屋議定書」「愛知ターゲット」等が採択されました。 しかし、生物多様性に対して、今後どのような取り組みを進めていったらよいか、よく理解できないと思っておられる企業も多いのではないでしょうか。そこでEPOC自然共生社会分科会では名古屋商工会議所との共催にて本セミナーを開催いたしました。
セミナーの内容は、第I部として環境省生物多様性地球戦略企画室長の鳥居敏男様から、COP10の説明や成果の総括をいただき、引き続き第II部として経団連自然保護協議会COP10プロジェクトチーム座長の西堤徹様より、生物多様性に対する経済界・企業の取り組みについてご講演いただきました。
参加者は総勢109名と多くの方にご参加いただき、COP10閉幕後も生物多様性に対する関心の高さが伺えました。
開催日:2011年2月3日(木曜)
会場:名古屋商工会議所(名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
主催:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)自然共生社会分科会 / 名古屋商工会議所環境委員会
<プログラム>
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名古屋商工会議所 環境委員会委員長
(ユニー株式会社 取締役会長) 佐々木 孝治氏
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- 15:35〜16:30
- 講演I「生物多様性条約COP10の成果と産業界に求められる対応」
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環境省自然環境局自然環境計画課
生物多様性地球戦略企画室 室長 鳥居 敏男氏
【講演概要】
生物多様性の説明とその重要性から、COP10の内容とその成果をわかりやすく説明していただきました。
- ・生物多様性の重要性
- ・生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催概要
- ・COP10の成果(愛知目標、名古屋議定書、IPBES、SATOYAMAイニシアティブ)
- ・ABSに関する名古屋議定書の概要
- ・生態系と生物多様性の経済学(TEEB)について
- ・今後の対応、生物多様性と企業活動
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- 16:30〜17:30
- 講演II「生物多様性に関する経済界の取り組み」
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経団連自然保護協議会 COP10プロジェクトチーム 座長 西堤 徹氏
【講演概要】
はじめに日本経団連の自然保護協議会の支援活動を、写真や視察時のエピソードを交えて紹介いただきました。また、COP10が日本で開催されるにあたり、経団連が行なった取り組みも紹介いただきました。後半は、日本経団連生物多様性宣言・行動指針の説明や、企業経営の生物多様性への取り組みについて講演していただきました。