第1回 低炭素社会分科会セミナー (名古屋商工会議所と共催)
***製造業のための環境セミナー***
概要
地球温暖化防止・生物多様性等、環境問題がますます注目される中、企業経営における環境配慮は不可欠なものとなってきています。
今回、企業の環境への取り組みについて理解を深めるためのセミナーを、低炭素社会分科会・名古屋商工会議所と共同で開催しました。
具体的には、今年2月に、経済産業省が主催する省エネ大賞の組織部門において「経済産業大臣賞」を受賞した株式会社デンソーより、当受賞に至った以下の取り組みなどをご講演いただきました。総勢100名もの多くの方がご参加し、環境問題に関する関心の高さが伺えました。
【デンソーが取り組んでいる主な省エネ活動事例】
- 国内外での省エネ改善のやり尽くし [PEF(Perfect Energy Factory)活動]
生産現場でのエア消費量の低減や、空調・照明の省エネなど、全115項目を共通テーマとして活動を徹底
- ムダの無い生産設備の自社開発 [CS3(Compact,Slim,Simple,Speed)活動]
生産設備を自社開発し、小型化、構造の簡素化などにより、生産システムにおけるエネルギーを削減
- 生産ラインへのエネルギーの最適供給 [エネルギーJIT(Just In Time)]
生産量に連動した「必要なときに、必要なだけ」エネルギーの最適供給や待機エネルギー削減等を推進
開催日:2010年8月3日(火曜)13:30〜15:30
会 場:名古屋商工会議所 3階 5会議室(名古屋市中区栄2-10-19)
主 催:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)低炭素社会分科会/名古屋商工会議所
<プログラム>
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名古屋商工会議所 産業振興部 モノづくり・新産業グループ
主任調査役 近藤 英彦氏
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【説明】
EPOCの紹介及びデンソーの環境への取り組み全般
○EPOC低炭素社会分科会事務局 及び
(株)デンソー 安全環境推進部 地球環境室 室長 渡辺 芳紀
【概要】
- ・EPOCの設立趣意、2020年ビジョン、活動体制、事例について概要を紹介。
- ・デンソーの環境重視の企業経営として、「製造・創業面」「製品・サービス」「組織・運用面」の視点から概要を説明。
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【講演】
「平成21年度省エネ大賞(経済産業大臣賞)受賞に係る取り組み」
○(株)デンソー 施設部 FM推進室 室長 竹花 義一氏
<概要>:エネルギーハーフ実現に向け、「生産技術の自社開発」と「全社横串・やり尽くし」の具体的な取り組みを紹介。
特に、省エネを促進する「改善の仕掛け」として、具体的に下記6テーマの取り組みを分かりやすく解説。
- 戦略(コージェネの着実な展開)
- 全員参加の全社横串・やり尽くし(PEF・筋トレ)
- 自社技術を活用した自然エネルギー
- 仕組み(直課)
- 省エネ実力・意欲の評価と見える化/CO2経営指標化
- これからの省エネ「エネルギー ジャスト・イン・タイム」