EPOCエコデザイン講座 第2回
****「事例発見! 売れるエコ、見えるエコ」****
概要
第2回エコデザイン講座は「事例発見!売れるエコ、見えるエコ」と題し、エコデザインをいかにして上手に見せ訴求していくかという内容の講演と、エコデザイン事例を紹介したパネルディスカッション を実施しました。
講演では技術を商品化するまでのトータルデザインやブランドメーキングの第一人者である株式会社コボ代表取締役社長の山村真一氏を講師として迎え、エコデザインを実現したものやことをどのように 見せ効果的に訴求していくかについてお話ししていただきました。
パネルディスカッションでは、有限会社スガイ総業代表取締役の水貝勝美氏および新東工業株式会社品質保証・環境Gマネージャーの成瀬英次氏よりそれぞれの自社におけるエコデザイン事例を紹介していただいた後、コーディネイターの山村真一氏にそれぞれの事例について効果的な訴求していくための解説を、パネラーや会場との意見交換を交えてしていただきました。
58名と多くの方に参加していただき、「顧客に喜ばれるもの、売れるものを創ることが結果としてエコにつながるという新たなエコデザインへの取組姿勢が発見でき、有意義であった」という意見があるなど、大変好評でした 。
開催日:平成19年1月12日(金) 14:00〜17:00
会 場:名古屋都市センター14F 第1・第2会議室(名古屋市中区金山町1-1-1 金山南ビル内)
主 催:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)環境経営分科会
<プログラム>
14:00〜14:05 |
主催者開会挨拶
環境パートナーシップ・CLUB 環境経営分科会 分科会長
(株式会社INAX 環境戦略部 部長) 久留島 豊一
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13:05−14:05 |
講演「見えないエコをどう見せるか?」
株式会社コボ 代表取締役社長 山村 真一氏
【講演概要】
エコの良さは見えづらいものである。その良さを上手に見せるデザインこそがブランドメーキングにつながり、売れるエコデザインとなる。また、エコデザインを実現した商品自体だけで儲けるのでなく、その技術やエコに対する未来志向を訴求することで、会社全体のブランドを高めることもできる。
エコデザインを上手に見せて、ブランド向上を実現していただきたい。 |
15:25〜15:40 |
************ 休憩 ************ |
15:25〜15:40 |
パネルディスカッション「事例発表 売れるエコ、見えるエコ」
[コーディネイター] 山村 真一氏
[パネラー] エコデザイン事例紹介
「世界最軽量の高性能ゴルフカー リチウムイオン電池とインホイルモーター」
有限会社スガイ総業 代表取締役 水貝 勝美氏
ゴルフ場の中を自由に走り廻れる軽量ゴルフカートを創り、ゴルフ場関係者のニーズに応えたかった。自社技術のインホイルモーターだけでなく、外部技術のリチウムイオン電池を組み合わせることで世界最軽量のゴルフカーを実現できた。
「環境にやさしい機械の開発」
新東工業株式会社
品質保証・環境グループ マネージャー 成瀬 英次氏
機械をお客様に満足して使っていただくためには、シンプル・スリム・コンパクトな機械を開発し提供することにこだわった。
その結果、機械の使用時や運搬、メンテナンスなどあらゆる場面にて省力化やコストダウンが実現でき、お客様と自社の双方のメリットにつながった。
【コーディネイターまとめ】
いずれの事例も、顧客の満足を得るためにデザイン・設計したものが結果的にエコにつながっており、エコデザインといえども顧客満足をいかにして実現させることが大切である。是非、皆さんにもお客様に満足していただき売れるエコデザインを実践していただきたい。 |
16:50〜17:00 |
主催者閉会挨拶、アンケート記入・回収
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