交流会

2026愛知環境賞表彰式・EPOC講演会実施報告

【はじめに】

EPOCでは愛知県主催の「愛知環境賞表彰式」を共催しており、表彰式開催に合わせて、EPOC理事会、「環境経営の新潮流と企業競争力~AI時代の電力・排出コスト・供給リスクをどう読み解くか~」と題したEPOC講演会を開催しました。表彰式・講演会には202名の方にご参加いただきました。
『愛知環境賞』とは、資源循環や環境負荷の低減を目的とした、先駆的で効果的な<技術・事業・活動・教育>の事例を、企業、団体及び県民から募集し、優れた事例に対する表彰を行うとともに、広く紹介することによって、新しい生産スタイルや生活スタイルを文化として社会に根付かせ、資源循環型社会の形成を促進するものです。

日時
:2026年2月17日(火) 15:15~17:15
会場
:ホテルメルパルク名古屋 2階 「瑞雲」
主催
:愛知県
共催
:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)、中日新聞社
後援
:名古屋市、経済産業省中部経済産業局、環境省中部地方環境事務所、
 一般社団法人中部経済連合会、名古屋商工会議所

【2026愛知環境賞表彰式】

    • 15:15~16:00

    主催者挨拶
    愛知県知事 大村 秀章


  • 【金賞】

    受賞者

    東邦ガス株式会社

    テーマ

    都市ガスのカーボンニュートラル化に向けた国内初のe-メタン活用

    【銀賞】

    受賞者

    内浜化成株式会社

    テーマ

    自動車外装樹脂部品の射出成形機金型内での新しい塗膜形成技術の開発

    【銅賞】

    受賞者

    株式会社豊田自動織機
    愛三工業株式会社
    至学館大学
    知多自然観察会

    テーマ

    地域の川と生き物を対象として数値化によるPDCAを行い楽しく学ぶ地域協働での河川活動とESD

    【中日新聞社賞】

    受賞者

    ABK♡朝美活

    テーマ

    楽しさで加速する行動変容 -ゴミ拾いは地球を救う-

    【名古屋市長賞】

    受賞者

    御幸毛織株式会社

    テーマ

    高品質と環境配慮を両立した日本唯一の一貫生産モデルの構築

    【優秀賞】

    受賞者

    アイシン高丘株式会社

    テーマ

    世界初、廃棄ヤシ殻を原料とするコークスを用いたCO削減事業によるカーボンニュートラルへの貢献

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社アオキスーパー
     株式会社ミライデザインGX

    テーマ

    資源循環・経済性・地域貢献を実現する持続可能な食品ロス削減の仕組みアオキスーパーモデル 「ハピタベ」

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社グランツ

    テーマ

    再生困難な熱硬化性樹脂及び熱可塑性低硬度エラストマーの独自技術によるマテリアルリサイクル

    【優秀賞】

    受賞者

    CKD株式会社

    テーマ

    世界初!医薬品包装PTPシート「ClearE-Sheet®」の生産技術によるプラスチック含有廃棄物の大幅削減

    【優秀賞】

    受賞者

    Terminal

    テーマ

    無理なく安心して継続的にペットフードロス削減と動物愛護に貢献する動物版フードバンクエコシステムの構築

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社鶴弥
     創嘉瓦工業株式会社

    テーマ

    アップサイクル型粘土瓦「スマート純いぶし」の製造によるロス率の削減

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社豊竹

    テーマ

    竹を厄介者から貴重な資源に ~竹林所有者・伐採事業者・社会問題解決が全て満足する日本初の事業モデル~

    【優秀賞】

    受賞者

    プロジェクトsky

    テーマ

    私たちの未来のために楽しみながらSDGsを地域に広げる環境活動

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社毎日商会

    テーマ

    日本初の多量×高精度を実現するエネルギー自立型混合廃棄物選別システム

    ※EPOC会員(2026年2月17日現在)


【EPOC理事会】

    • 14:00~15:00

    ホテルメルパルク名古屋(名古屋市東区)2階「平安」にて、第53回理事会が開催されました。 勝野哲EPOC会長(中部電力㈱代表取締役会長)の挨拶の後、橋本当矢幹事長(中部電力㈱執行役員)から議案書に沿って、

    (1)2025年度 活動進捗及び収支決算状況の件
    (2)2026年度 活動計画及び収支予算の件
    (3)2026年度・2027年度 役員候補選任の件
    の3議案の説明がなされました。
    各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。

    その後、2026年3月31日の任期満了に伴う会長の選任が行われ、有馬浩二理事(デンソー㈱取締役会長)が4月1日より次期会長に就任することになりました。

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【EPOC講演会】

    • 16:15~17:15

    講演「環境経営の新潮流と企業競争力~AI時代の電力・排出コスト・供給リスクをどう読み解くか~」
     慶應義塾大学 総合政策学部教授 白井(しらい)さゆり 氏


    (講演概要)

    経済・企業経営で重要なポイントは、「迅速な判断・世界トレンド」「デジタル化・AI」「環境・サステナビリティ」であるとの視点からご講演いただきました。
    特に AI の急速な普及により、データセンター電力需要が爆発的に増加する見通しで、電力消費・排出量・送電網の逼迫といった新たな電力リスクが顕在化していることを指摘されました。
    電力リスクは米国ではAI・成長、需要集中と系統制約、欧州では脱炭素は進むが価格変動・政策コストが大きい、アジアでは(経済)成長と化石依存・送電制約と地域ごとに性質が異なることを説明いただきました。
    次に、これからの環境経営においては「適応(気候変動)」「自然資本」「循環経済」を企業戦略として捉える重要性について解説くださいました。極端な自然災害の増加による工場・物流・不動産の被災などの物理的リスク、防災・強靭性強化のための投資、保険料の上昇といったコスト増加、部材供給停止・物流途絶による売り上げ機会損失などへの「適応」、水・土地・森林・生態系など事業が依存する「自然資本」、資源価格高騰・地政学(地理的な条件が政治、軍事、経済戦略に与える影響)の影響抑制に資する「循環経済」は、企業の競争戦略の手段であることを説明くださいました。
    講演を通じて「適応」「自然資本」「循環経済」は企業にとって個別課題ではなく「複合的な経営テーマ」であること、環境対応は、企業の発展を支える「戦略的投資の領域」であるというメッセージをいただき、大変有意義な講演会となりました。

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【EPOC交流会】

    • 17:30~19:00

    EPOC交流会では、愛知環境賞受賞企業・団体をご招待し、EPOC役員をはじめとした講演会参加者にご参加いただきました。各所で参加者同士の話も弾み、受賞事例の取組みついて深くご理解いただくと共に、受賞者及び参加者の交流を深められました。

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