交流会

2022愛知環境賞表彰式実施報告

【はじめに】

EPOCでは、愛知県より受託しました『愛知環境賞』の表彰式を開催致いたしました。
『愛知環境賞』とは、資源循環や環境負荷の低減を目的とした、先駆的で効果的な<技術・事業・活動・教育>の事例を、企業、団体及び県民から募集し、優れた事例に対する表彰を行うとともに、広く紹介することによって、新しい生産スタイルや生活スタイルを文化として社会に根付かせ、資源循環型社会の形成を促進するもので、本年は49件の応募を頂きました。
また、昨年に続き、表彰式は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から関係者のみで執り行いました。

日時
:2022年2月10日(木) 15:15~16:00
会場
:ホテルメルパルク名古屋 2階 「瑞雲」
主催
:愛知県
共催
:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)、中日新聞社
後援
:経済産業省中部経済産業局、環境省中部地方環境事務所、名古屋市、
一般社団法人中部経済連合会、名古屋商工会議所

【プログラム】

    • 15:15~15:25

    主催者挨拶
    愛知県知事 大村 秀章
    EPOC会長 寺師 茂樹(トヨタ自動車(株)取締役・Executive Fellow)

    【愛知県知事】
    【EPOC会長】

    • 15:25~15:50

    「2022愛知環境賞」表彰式

    【金賞】

    受賞者

    株式会社ジェイテクト

    テーマ

    世界の自動車から産業機械までを支えるステアリング・軸受等の設計・製造による環境負荷低減への貢献

    受賞のポイント

    自動車や産業機械の部品に関する高度な設計・製造技術により、様々な産業分野における部品の低摩擦化、軽量化、長寿命化を実現した。環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【金賞】

    受賞者

    株式会社ノリタケカンパニーリミテド

    テーマ

    研磨剤スラリーを使用しない砥粒内包型研磨工具「LHAパッド®」の開発による産業廃棄物の削減

    受賞のポイント

    半導体の研磨工程において、産業廃棄物として発生する研磨剤スラリーを大幅に削減する新しい研磨工具を開発した。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【銀賞】

    受賞者

    株式会社豊栄商会

    テーマ

    アルミ溶湯搬送システム「ALサーブ®」の普及によるアルミダイカスト工程のCO2削減への貢献

    受賞のポイント

    アルミニウムを溶湯のまま搬送する技術を開発することで、アルミニウム鋳造工程におけるエネルギーを削減した。環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【銅賞】

    受賞者

    豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)

    テーマ

    すべての生きものが幸せに暮らせる持続可能な社会の実現を目指す動植物園の取組

    受賞のポイント

    動物園・植物園・自然史博物館の複合施設である強みを生かした幅広い教育プログラムの展開や動物福祉を考慮した動物の保全等の多様な活動を実施した。生物多様性に対する意識の向上と環境活動の推進に大きく貢献するものと高く評価された。

    【銅賞】

    受賞者

    ブラザー工業株式会社
    株式会社ブラザーエンタープライズ
    トヨタ自動車株式会社

    テーマ

    個別空調化により工場全体の省エネルギー化に貢献するフォークリフ ト用フロンレススポットクーラー事業

    受賞のポイント

    気化熱を利用することでフロンガスを使用しない省エネルギー型のスポットクーラーを開発するとともに、フォークリフトへの搭載を可能とした。環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【中日新聞社賞】

    受賞者

    いきいき塾NPO絆 日進絆子ども食堂
    ファミリーマート日進三本木町店

    テーマ

    全国初となるコンビニと子ども食堂が連携した「フードドライブ」

    受賞のポイント

    全国で初めてコンビニエンスストアとフードバンクを実施しているNPOが協働してフードロスの削減に取り組んだ。環境意識の向上と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【名古屋市長賞】

    受賞者

    株式会社ウェイストボックス

    テーマ

    カーボンニュートラル・CO2排出量削減のためのScope1、2、3算定システム構築と普及推進事業

    受賞のポイント

    CO2排出量の見える化に対して早くから取り組み、企業のカーボンニュートラルに向けた活動を支援した。環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    愛日緑化造園株式会社

    テーマ

    造園業が挑戦する森を守る新しい循環モデル

    受賞のポイント

    地元の山林所有者と木材利用者をつないで放置された森の整備活動を行い間伐材を薪ストーブ等に活用する地産地消のモデルを構築した。地域の環境活動の推進と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社オティックス

    テーマ

    自動車エンジン用小型ローラロッカの生産から実使用までの環境負荷低減

    受賞のポイント

    エンジンの摩擦損失低減を担う部品において世界最小化・最軽量化を実現したことで燃費の向上に寄与した。環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    環境ボランティアサークル亀の子隊

    テーマ

    きれいな海を守る心を広げるためのプロジェクト

    受賞のポイント

    行政や企業、NPO団体と連携して海岸清掃活動、環境学習、広報活動を長年にわたり継続した。環境活動の推進と地域の環境保全に対する意識の向上に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    眞和興業株式会社

    テーマ

    SDGsの理念に基づいた業界初の総合的資源循環・環境負荷低減を実現した亜鉛めっき工場の革新

    受賞のポイント

    亜鉛めっき工場において、産業廃棄物として処理されていた塩化鉄や塩化亜鉛を分離・回収する業界初の工程を導入した。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社スギテクノ

    テーマ

    自動車製造時に使い捨てられていたプラスチック製品を蘇らせリユースの流れを推進する事業

    受賞のポイント

    長年培った洗浄技術と厳格な品質管理技術により、自動車部品開口部の防じん保護キャップを再利用するシステムを構築した。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    中部国際空港株式会社
    農業生産法人有限会社 エル・ファーム・サカキバラ

    テーマ

    中部国際空港の滑走路周辺緑地帯の刈草を活用した異業種間連携による資源循環事業

    受賞のポイント

    空港の滑走路周辺緑地帯の刈草を畜産業の飼料や敷料として利用する等、異業種が連携した資源循環システムを構築した。循環型社会の形成と農業の6次産業化の推進に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社冨田組

    テーマ

    地域密着の建設業をベースにした地域資源循環ビジネスモデル

    受賞のポイント

    放置竹林の整備で発生する竹や樹木をオンサイトで破砕・選別するとともに、畜産農家の敷料等への有効利用を実施した。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    名古屋国際中学校・高等学校

    テーマ

    多様なネットワークを活用した都心型ESDモデルによるグローカル人材の育成

    受賞のポイント

    地域の環境問題の解決に向けて国内外の学校や企業との交流を通して生徒達が積極的に取り組むESD活動を実施した。環境意識の向上とSDGsの達成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    有限会社原野化学工業所

    テーマ

    トレーサビリティを活用した業界初のプラスチックマテリアルリサイクル「原野モデル」

    受賞のポイント

    使用済みプラスチックの有効活用に向けて原材料等のトレーサビリティを顧客に公開することでマテリアルリサイクルを推進する業界初のビジネスモデルを構築した。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献したと評価された。

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