交流会

2021愛知環境賞表彰式実施報告

【はじめに】

EPOCでは、愛知県より受託しました『愛知環境賞』の表彰式を開催致いたしました。
『愛知環境賞』とは、資源循環や環境負荷の低減を目的とした、先駆的で効果的な<技術・事業・活動・教育>の事例を、企業、団体及び県民から募集し、優れた事例に対する表彰を行うとともに、広く紹介することによって、新しい生産スタイルや生活スタイルを文化として社会に根付かせ、資源循環型社会の形成を促進するもので、本年は40件の応募を頂きました。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から本年度は関係者のみで表彰式を執り行いました。表彰式および当日予定していました講演会「サーキュラーエコノミーの本質と企業活動の在り方」は、後日オンライン配信させていただく予定です。

日時
:2021年2月18日(木) 15:15~15:50
会場
:ホテルメルパルク名古屋 2階 「瑞雲」
主催
:愛知県
共催
:中日新聞社、環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)
後援
:経済産業省中部経済産業局、環境省中部地方環境事務所、名古屋市、
 一般社団法人中部経済連合会、名古屋商工会議所

【プログラム】

    • 15:15~15:25

    主催者挨拶

    愛知県知事 大村 秀章

    EPOC会長(トヨタ自動車㈱取締役・Executive Fellow) 寺師 茂樹

    【愛知県知事】
    【EPOC会長】
    • 15:25~15:50

    「2021愛知環境賞」表彰式

    【金賞】

    受賞者

    CKD株式会社

    テーマ

    先進的な自動化技術と流体制御技術による環境負荷低減への貢献

    受賞のポイント

    耐摩耗性に優れた機械部品等の開発により、機械そのものの長寿命化を実現するとともに、大気中から効率的に抽出した窒素を活用した食品の長期保存を可能にする装置の開発など、独自の製品開発に取り組んでいる。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【銀賞】

    受賞者

    加山興業株式会社

    テーマ

    循環型・低炭素・自然共生・地域共生社会を実現する中間処理業の先駆的環境経営モデル

    受賞のポイント

    高いリサイクル技術による廃棄物の中間処理事業を軸として、再生可能エネルギーの導入や地域の子どもたちへの環境教育に取り組むなど、環境に配慮した企業経営を業界に先駆けて推進している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【銅賞】

    受賞者

    豊栄化学株式会社

    テーマ

    国内初の製鋼所向けRPF(IPB)の開発による環境負荷の低減と製造コストの削減

    受賞のポイント

    廃棄処分されていたプラスチックと鉄粉や研磨汚泥を原料として、製鋼に使用する燃料を製造している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

    【中日新聞社賞】

    受賞者

    豊橋中央高等学校

    テーマ

    リアカーボランティア 付加価値ある清掃・美化活動の実践

    受賞のポイント

    生徒が主体となり、企業や団体と連携して行う海岸清掃活動を通じ、海洋生物の保全や海洋プラスチックごみ問題に対する啓発に取り組んでいる。地域の環境保全に対する意識の向上と環境活動の推進に大きく貢献するもの評価された。

    【名古屋市長賞】

    受賞者

    株式会社興和工業所

    テーマ

    鋼構造物の長寿命化に貢献する高耐食溶融亜鉛-アルミニウム合金めっき(SGめっき)と再生めっき技術

    受賞のポイント

    従来の溶融亜鉛めっきよりも耐食性の高いめっきを開発するとともに、老朽化した鉄鋼部材への再めっき技術を確立し、構造物の長寿命化に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社折兼
    株式会社パックスタイル

    テーマ

    植物原料100%からつくられた生分解性食品容器「BB・WB・ABシリーズ」の商品化と事業展開

    受賞のポイント

    従来廃棄されていたサトウキビの搾りかすなどを原料とした生分解性食品容器を商品化し、廃棄物の有効利用や使い捨てされるプラスチック容器の使用量削減に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社クリエイトエンジニアリング

    テーマ

    小型・軽量・低価格の自動切粉破砕圧縮機(NEOPACK)の開発

    受賞のポイント

    独自の技術により、金属の加工時に発生する切削屑を圧縮減容し切削油を回収する小型の機器を開発し導入を促進した。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社サンリード

    テーマ

    使用済みのウールを資源化した高品質再生ウールの製造方法

    受賞のポイント

    独自の工程により、使用済みのウール製品から不純物が少ない高品質の再生ウールを製造し、天然繊維であるウールの使用量削減に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    特定非営利活動法人祖父江のホタルを守る会

    テーマ

    さらなる夢は豊かな自然を生かした地域の活性化
    田んぼのホタルなど生物多様性回復の試みと啓発活動

    受賞のポイント

    長年にわたりホタルの生息状況調査や保全活動に尽力するとともに、自然観察会や出前授業を通じた啓発活動に継続して取り組んでいる。生物多様性の保全と地域の環境活動の推進に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社タケヒロ

    テーマ

    自動車用防音部品材料の社内循環システムの事業化

    受賞のポイント

    自動車用防音部品の生産工程において排出される端材を、自社内でリサイクルするシステムを構築し、廃棄物の削減に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    中部エコバイオ合同会社

    テーマ

    使用済み天ぷら油を原料とした環境に優しい、国内初の生分解性チェンソーオイル製造・販売

    受賞のポイント

    使用済み天ぷら油を原料とした生分解性のあるチェンソーオイルを開発し、廃棄物の削減や土壌汚染の防止に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    日本モザイクタイル株式会社

    テーマ

    環境に優しく意匠性と低コストを両立した世界初の湿式薄型タイル生産システムの確立

    受賞のポイント

    製造工程でのエネルギー使用量が少ない薄型タイルを開発するとともに、独自の生産システムを確立した。環境負荷の低減と脱炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    株式会社ビジネスサポートOJT

    テーマ

    日本初のムラサキイガイ殻のリサイクルによる地域循環ビジネスモデル

    受賞のポイント

    独自の処理技術により、再生利用が困難であったムラサキイガイの貝殻から飼料や肥料を製造し、廃棄物の削減に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    特定非営利活動法人マルベリークラブ中部

    テーマ

    マルベリー(桑)の栽培と活用を通じた環境教育と養蚕文化の継承、並びに6次産業化による活動展開

    受賞のポイント

    耕作放棄地への桑の植樹を通じて、桑や蚕を活用した環境教育に、自治体や学校と協働して取り組んでいる。地域活性化と環境意識の向上に大きく貢献するものと評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    ワタミ株式会社

    テーマ

    ワタミの愛知モデルWリサイクルループ
    SDGs12地域資源循環 × SDGs11住み続けられるまちづくり

    受賞のポイント

    弁当の宅配事業において、弁当の製造工程で発生する未利用食品とプラスチック製弁当容器のリサイクルループを構築し、廃棄される食品やプラスチックの削減に寄与している。環境負荷の低減と循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

    • ※後日配信

    【講演会】