「第27回EPOC意見交換会 ~会員企業のレベルアップ・相互交流~」報告
- 開催日
- :2021年1月28日(木曜日) 14時45分~16時15分
14時45分~ オープニング
14時50分~ 講演
15時45分~ 意見交換
- 開催方式
- :オンライン(講演※:YouTube、意見交換:Microsoft Teams)
※講演は1/28~2/12までYouTubeにてアーカイブ配信
- 参加人数
- :417名(延べ)
【概要】
EPOC会員企業の環境への取り組みについての情報共有により、会員の更なるレベルアップと会員相互の意見交換の活性化を図るために「第27回EPOC意見交換会」を開催しました。
今回は、中部電力株式会社 執行役員 総務・広報・地域共生本部 橋本 当矢氏をお招きし、「中部電力グループの環境への取り組み」をテーマにご講演をいただきました。
中部電力様は昨年4月に送配電事業を中部電力パワーグリッドに、販売事業を中部電力ミライズにそれぞれ分社化されるなど、まさに「第二の創業期」とも言うべき新しい体制で事業環境の変化に対応され、地球環境に配慮しながら皆様の暮らしやビジネスに欠かせない良質なエネルギーを安全・安価で安定的に届けることを一貫して行われています。
講演においては、まず最初に、昨年4月に本格運用の始まった「パリ協定」に始まり、昨今の脱炭素に関する国際的な潮流やエネルギー基本計画などを交えながら、より高度な「S+3E」に向けた取組みの方向性についてわかりやすくご説明頂きました。
特にS+3Eについては「安全性」「安定供給」「経済性」「環境保全」のそれぞれの観点で具体的に解説頂き、火力・原子力・水力・太陽光・風力など様々な発電方式があるなかで、それぞれに長所や短所があり、資源が少ない日本においてはそれぞれの長所を活かして短所を補うエネルギーミックスが重要であるということへの理解が深まりました。
また、「中部電力グループ環境基本方針」の4つの柱について解説頂き、特に「低炭素社会の実現」に向けた取組みでは「2030年頃に200万kW以上の開発」を目標として、中期的には水力やバイオマス・陸上風力・太陽光を、長期的には洋上風力や地熱開発に積極的に取り組まれていることや、原子力発電の安全性向上対策や放射性廃棄物の地層処分実現に向けた取組みなど、エネルギーの安定供給に責任を持つ事業者としての経済性や環境特性のバランスを踏まえた活動であることをご説明頂きました。
他にも、火力発電所における循環水路や野鳥池の整備などの自然共生活動やコンクリート電柱のリサイクルに代表される3R活動、「ちゅうでんフォレスター/インタープリター」による地域での社会貢献活動など、持続可能な社会の実現に向けて幅広く取り組まれていることが大変よく理解できました。
意見交換では、事前に参加者から寄せられた多くの質問に対して、回答のスライドをご用意頂き、一つずつわかりやすく丁寧にご回答いただきました。また、当日質問に関しても予定時間を超えて丁寧にご回答いただき、オンラインでありながらも充実した双方向でのコミュニケーションを図ることができました。
当日の様子
【意見交換会】
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講演(YouTube配信) |
講師 橋本氏(Teams) |
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Teamsチャットでの質疑応答 |
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