交流会

2010愛知環境賞表彰式実施報告 「環境革命の時代と生物多様性そして企業活動」

はじめに

EPOCでは、昨年に引き続き愛知県より受託しました『愛知環境賞』の表彰式を開催致しました。
『愛知環境賞』とは、資源循環や環境負荷の低減を目的とした、先駆的で効果的な<技術・事業・活動・教育>の事例を、企業、団体及び県民から募集し、優れた事例に対する表彰を行うとともに、広く紹介することによって、新しい生産スタイルや生活スタイルを文化として社会に根付かせ、資源循環型社会の形成を促進するもので、本年は49件の応募を頂きました。
当日は、愛知環境賞表彰式、第22回交流会「環境革命の時代と生物多様性そして企業活動」と題した講演会、交流会(パネル展示による意見交換会)が開催され、受賞者をはじめその他参加者の方々にご交流頂きました。

開催日
:平成22年2月16日(火)15:15〜19:00
会場
:ローズコートホテル 4階 「ローズルーム」
主催
:愛知県
共催
:中日新聞社 環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)
後援
:経済産業省中部経済産業局 環境省中部地方環境事務所
名古屋市 名古屋商工会議所 社団法人中部経済連合会
参加者数
:269名

プログラム

    • 15:15〜15:25

    主催者挨拶

    愛知県知事 神田 真秋

    EPOC会長((株)デンソー代表取締役会長) 深谷 紘一

    【愛知県知事】
    主催者挨拶:愛知県知事 神田 真秋
    【EPOC会長】
    主催者挨拶:EPOC会長((株)デンソー代表取締役会長) 深谷 紘一
    • 15:25〜16:00

    「2010愛知環境賞」表彰式

    【金賞】

    受賞者

    株式会社INAX

    テーマ

    サステナブル(持続可能)な社会の実現に向けた「つくる」「つかう」「もどす」場面でのイノベーション

    受賞のポイント

    他の企業に先駆けて、2050年までにCO2総排出量80%削減を目標に掲げ、リユース・リサイクルを前提に商品を製造・販売・回収するシステムを構築し、これからの愛知のモノづくりのあり方を示したことが評価された。

    受賞者

    コカ・コーラセントラルジャパン株式会社

    日本コカ・コーラ株式会社

    テーマ

    「い・ろ・は・す(I LOHAS)」(天然水)の国内最軽量(12g)PETボトル(520ml)

    受賞のポイント

    愛知のモノづくり技術をボトルの成型に活かし、軽量化と強度を両立させるとともに、身近なエコ商品として、消費者に「おしゃれ」で「スマート」なエコ活動というコンセプトの実現に取り組んできたことが評価された。

    【銀賞】

    受賞者

    リンナイ株式会社

    テーマ

    潜熱回収給湯器をはじめとする高効率燃焼機器・システムのグローバルな事業展開

    受賞のポイント

    総合熱機器メーカーとして、貯湯式給湯器が主流のアメリカ合衆国で、熱効率が格段に高い瞬間式給湯器の普及を図るなど、日本を始め世界各国におけるガスエネルギー使用の合理化に大きく寄与した点が評価された。

    【銅賞】

    受賞者

    フジBC技研株式会社

    テーマ

    金属加工業界での生産性向上と環境対策を両立するセミドライ加工法

    受賞のポイント

    高性能な給油装置と専用工具により、切削油廃液の発生量を劇的に減少させるミスト加工技術を提案し、金属加工の分野における廃棄物と電力消費量の削減に大きく寄与した点が評価された。

    【中日新聞社賞】

    受賞者

    株式会社加藤建設

    学戸ホタルの会

    テーマ

    水質浄化技術を活用したCSR活動とホタルによる地域コミュニケーション

    受賞のポイント

    企業が培ってきた技術力を活かし、ホタルの再生に向けてリーダーシップを発揮しながらコミュニティ活動に貢献するなど、生物多様性の保全につながる企業のCSR活動のモデルとなりうる点が評価された。

    【名古屋市長賞】

    受賞者

    株式会社エコ・テクノロジー

    テーマ

    世界初高効率トルネード型風力発電装置の開発

    受賞のポイント

    現在の風力発電の抱える様々な問題を解消する可能性がある、革新性と独創性を持つ次世代の装置を開発し、今後の事業化による発展が期待できる点が評価された。

    【優秀賞】

    受賞者

    愛知淑徳大学 コミュニティ・コラボレーションセンター

    テーマ

    実践・大学生のエコシフト推進隊「愛知淑徳大学CCC」

    受賞のポイント

    コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)という学内組織を核として、学生・教職員が一体となり、地域に根ざした多様な環境活動の展開を通じて、社会に貢献できる人材育成を進めている点が評価された。

    受賞者

    とよたエコライフ倶楽部

    テーマ

    市民のエコライフを演出するエコポイント制度の実施

    受賞のポイント

    市内の店舗共通の環境配慮に対するエコポイント制度(豊田市共通シール制度)を、全国に先駆けて導入するなど多くの市民のエコライフ活動に拡大させ、「環境のまち・とよた」の実現に寄与した点が評価された。

    受賞者

    名古屋学院大学

    テーマ

    大学と地域の協働による循環型社会の実現に向けた環境プロジェクト

    受賞のポイント

    早くから大学としての「環境宣言」を行い、商店街など地域を巻き込んだエコ活動の実践・拡大を進めるなど、環境をキーワードとした大学と地域との関わり方のモデルを示した点が評価された。

    受賞者

    株式会社グリーンアローズ中部

    テーマ

    コンソーシアムによる廃石膏ボードの確実・大量・安価なリサイクルシステムの確立

    受賞のポイント

    廃石膏ボードのリサイクルシステムとして、「排出→収集運搬→中間処理→再製品化」といった各事業者によるコンソーシアムを形成し、良好な事業成果を収めた点が評価された。

    受賞者

    株式会社タワダ

    テーマ

    段ボールケース縫合機「エコ・ステッチャー・ツイン」

    受賞のポイント

    パルプ製のスフ糸を用いてダンボールを縫合する技術を開発し、100%パルプ製のダンボールケースを実現することにより、CO2排出量とコストの大幅な削減効果が期待できる点が評価された。

    受賞者

    株式会社ホウスイ

    株式会社加藤組

    テーマ

    リサイクル材90%以上使用した高保水性緑化基盤材「どこでも緑化マット」

    受賞のポイント

    高い保水性能を付与した薄くて軽い緑化基盤材を開発したことにより、緑化面積の拡大を通じて、都市型洪水の緩和やヒートアイランド現象の抑制に対する効果が期待できる点が評価された。

    受賞者

    株式会社山越

    テーマ

    既設雨水桝を活用した浸透桝改良技術「桝スルー工法」

    受賞のポイント

    既存の浸透桝を開削するというシンプルで高いアイデア性を持ち、かつ、実用的な工法を開発したことにより、都市部における水循環の改善に対する効果が期待できる点が評価された。

    • 16:15〜17:15

    【講演会】

    「環境革命の時代と生物多様性そして企業活動」
    桐蔭横浜大学 医用工学部 特任教授 涌井 雅之 氏

     

    (講演会の概要)

    産業革命と成長至上主義から環境革命に至る時代の変遷、その中で生物多様性を視点とした経済活動について多面的に考察、未来に向けた具体的な課題や目標像についてご講演されました。今後は「環境」、「経済」そして「コミュニティ」の三要素が均質に確保された社会形成が、大変重要であるとのご提案をいただきました。

    • 17:30〜19:00

    【交流会】

    EPOC交流会が行われ、受賞者及び多数の参加者の方々が交流を深められました。

    また、会場には13件の各受賞事例の概要をまとめたパネルが設置され、受賞企業・団体のご担当者の方から直接内容についてご説明を頂くことで、参加者の方々には各受賞事例の取組み内容についてより深くご理解いただきました。