| 開催日時: | 平成27年10月7日(水曜日) 9時25分〜17時15分 |
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| 見学先: | 1.三菱レイヨン株式会社 (豊橋事業所、豊橋研究所) 2.豊川宝飯地域農業研究・普及協議会(有限会社環境テクシス、JAひまわりリサイクル推進センター、グリーンセンター豊川) |
| 参加者: | 44名 |
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1.三菱レイヨン株式会社 豊橋事業所、豊橋研究所
省エネルギー型MBR(メンブレンバイオリアクター)の実験プラントの見学 (2015愛知環境賞 銀賞)
【概説】
独自の技術により改善した膜分離活性汚泥法を用いて、一般排水や工業排水を再利用可能なレベルまで浄化することに成功し、国内外に普及させたことが水資源の循環利用拡大に大きく貢献するものと高く評価されました。
【見学内容】
はじめに、会社事業・MBRについて概要説明をしていただきました。その後、MBR実験プラントとデモ装置を見学しました。壁面に微細孔を持つ中空繊維を利用して水をろ過する技術は、高度な処理により水質を保つことができ、排水の再利用が可能である点や、従来の活性汚泥法や膜分離のみの手法に比べ、省スペースかつ省エネルギーの点で資源循環に大きく貢献するものと理解できました。
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2.豊川宝飯地域農業研究・普及協議会
地域の未利用資源を活用した食品残さ飼料化プロジェクトによる高品位な豚肉生産 (2015愛知環境賞 優秀賞)
【概説】
食品残さの種類ごとに最適な飼料利用の手法を検討し、幅広い食品残さを有効利用した高品位な飼料の製造手法を確立させたことは、資源循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。
【見学内容】
はじめに、有限会社環境テクシスにて事業概要についてご説明いただきました。その後、食品残さの原料加工施設とサンプルを見学しました。次に、JAひまわりにて事業概要についてご説明いただいた後、環境テクシスからの原料を用いて飼料を製造する設備を見学しました。最後に、グリーンセンター豊川にて、環境テクシスとJAひまわりにて製造された飼料により生産された高品質な豚肉の直売所を見学しました。地域の未利用資源を活用し、中でも高水分食品残さの利活用により、原料輸入量や焼却エネルギーの削減、さらには食品工場での前処理を行う等の工程工夫により運搬頻度とそのエネルギーを軽減している点は、資源循環を実現していると理解できました。また、関係する様々な努力と連携を通して初めて実現している資源循環の取り組みであることが、現地視察を通して理解出来ました。
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以上


