交流会

2011年度 第3回循環ビジネス創出会議
〜循環ビジネス創出のための特許セミナー&製品展示発表会〜

はじめに

EPOCでは、昨年度同様に「あいちエコタウンプラン」を推進されている愛知県と連携し、資源循環型社会の形成を促進することを目的として、「循環ビジネス創出会議」を開催しています。
今回は、主に中小企業の方を対象として、知的財産制度の中でも、モノづくりにおいて特に重要な特許について、その基礎情報および活用ポイントに関する講演を行うとともに、リサイクル事業者の製品を中心としたプレゼンテーションおよびその展示を開催しました。


開催日時 2011年11月21日(月曜日) 13時20分〜16時30分
場所 愛知県産業労働センター「ウインクあいち」5階 小ホール1、2
参加者 129名

プログラム

13時20分〜13時30分 開会挨拶

13時30分〜14時10分 特許セミナー(小ホール1)

「中小企業における知財の重要性について−新たな環境ビジネス創出に向けて−」
一般社団法人 愛知県発明協会 知財総合支援窓口
あいち資源循環推進センター 循環ビジネス創出コーディネーター 浅井 信義氏


知的財産権の基礎知識から最近の動向まで、国内・海外について幅広くご説明いただきました。海外では技術革新を食い物にする特許ビジネスまで出現しており、ますます知的財産の重要性が増してきています。知財創造サイクル(創造、保護、活用)を回して戦略を立てることが必要で、そのために一般社団法人愛知県発明協会 知財総合支援窓口では各種支援策の紹介や手続の支援を行っているそうです。自社の知的財産を守るためには、特許を出願するのがいいかどうかなども含めて、まず相談してみることが大切だと感じました。


特許セミナーの様子の写真


14時20分〜15時20分 プレゼンテーション(小ホール1)

1社につき10分間のプレゼンテーションを行いました。どの発表者も熱心に製品をアピールし、会場内は白熱した雰囲気に包まれてあっという間の1時間でした。


発表番号 発表者 発表名
1 有限会社ルピナス エネルギーを使わない生ゴミ処理槽「トラッシュ」
2 近畿工業株式会社 バイオマス由来廃棄物の高効率乾燥機「CURIO」
3 株式会社昭和企画 油分等を含む排水の 精密油水分離装置「排水十字軍」
4 株式会社三進製作所 「ボンベ型イオン交換機」による水・金属資源回収・再生事業
5 晃立工業株式会社
シーピーセンター株式会社
ハードディスクを丸ごと粉々にできるメディアシュレッダー「MS-Z5」
6 愛知県陶器瓦工業組合
名古屋工業大学
液状化防止に優れた効果を持つ、瓦リサイクル原料「シャモット」

15時20分〜16時30分 ポスターセッション(小ホール2)

プレゼンテーション終了後は場所を移動し、展示会場でポスターセッションを行いました。プレゼンテーションをした企業に下の11社が加わり、にぎやかな展示会となりました。実物を見ながら説明を聞いたり、実例の情報を交換したりと生の情報が飛び交い、盛況のうちに終了しました。


出展者 展示名
有限会社ACRECO 土壌改良・水質浄化効果のある再生洗い砂「ビオトープサンド」
中部リサイクル株式会社 焼却灰リサイクル製品・溶融還元石エコストーン
株式会社環健スーパーテクノ 特殊天然鉱石を使用した排ガス低減装置「エコダイヤ21」
および遠赤調理器具
有限会社香川貿易 家庭用全自動生ごみ処理機「キッチンカラット」
フジクリーン工業株式会社 省スペースと省エネルギーで水環境を改善する環境配慮型浄化槽
山口化成工業株式会社 発泡スチロールと紙器容器を組み合わせた商品ケース
中部電力株式会社 超音波音カメラ
株式会社フルハシ環境総合研究所 資源生産性チェック
豊安工業株式会社 太陽光照明
組手什おかげまわし東海 組手什(同一部材で構成する収納什器等)
愛知県産業技術研究所 木質断熱・吸音材、リサイクル瓦、バイオエタノール

ポスターセッションの様子の写真、その1

ポスターセッションの様子の写真、その2