交流会

2008年度 第1回循環ビジネス創出会議

はじめに

  EPOCでは、昨年度同様に「あいちエコタウンプラン」を推進されている愛知県と連携し、モノづくり県としての産業技術の集積を活かして、先導的で効果的なリサイクル事業を生み出し、資源循環型社会の形成を促進することを目的として、今年度第1回目の「循環ビジネス創出会議」を5月22日(木曜)、23日(月曜)の2日間にわたり開催しました。今回は、愛知県の補助制度を活用して昨年度1年間検討を行ってきた事業計画の結果5件について、実現に向けた展開、並びに、今後の構想・課題について御発表頂き、愛知県及び循環ビジネスコーディネーターも交えて、リサイクルビジネスの事業化に向けた課題検討を行いました。会議には、総勢88名と多くの方にご参加者頂き、また、参加者の皆様には活発なご意見・ご質問を頂戴し、情報交換はもとより、循環ビジネスへのご理解をより一層深めて頂きました。


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開催日:
  • 平成20年5月22日(木曜)
    13:15〜15:30
  • 平成20年5月23日(金曜)
    13:15〜16:10
会   場:
愛知県東大手庁舎一階 C会議室
参加者:
計88名

プログラム

★5月22日(木曜)

    • 13:15〜13:20

    【あいさつ/主旨説明】 愛知県環境部資源循環推進課  丹羽 崇人

    • 13:20〜14:10

    発表者・・・サンエイ株式会社

    【地域における一元的な廃棄物回収とリサイクル事業】

      同社は、中部国際空港で発生する機内ごみやテナント店舗のごみなど全ての廃棄物を空港地内で一元処理することによって、リサイクル率50%以上を達成。そのノウハウを活用して、テナントビルの廃棄物や団地の家庭ごみなど、地域の廃棄物の一括処理システムの事業を検討。

    希 望:大規模小売店舗、市町村などとの連携

    • 14:20〜15:10

    発表者・・・株式会社エム式水耕研究所

    【農作物残渣を活用した炭化製品の製造事業】

      同社は、三つ葉の全国シェア7割を占めるとともに、三重県桑名市に所在するテーマパーク「なばなの里」への技術協力をするなど、水耕栽培などの分野で高い技術力を持っています。この技術力を活用して、ハウス栽培などで発生する植物残渣(食用部分以外の根・茎・葉など)を使って炭化物を製造し、栽培用土とするほか、ペレット燃料として活用する事業を検討。

    希 望:農業関係者、水耕栽培技術を活用したビル緑化、室内緑化などに関心のある企業などとの連携

    • 15:10〜15:30

    【愛知県エコタウン補助制度について】

★5月23日(金曜)

    • 13:15〜13:20

    【あいさつ/主旨説明】

    • 13:20〜14:10

    発表者・・・名古屋港木材倉庫株式会社

    【竹を活用した高機能活性炭の製造事業】

      同社では、廃棄物処理が困難である廃竹材を活用して、さまざまな用途に活用できる高機能の活性炭を製造する技術を開発。この技術力を活用して、浄水器用や電極など活性炭の用途開発を検討。

    希 望:高機能活性炭の需要家との連携

    • 14:20〜15:10

    発表者・・・オオブユニティ株式会社

    【下水汚泥の活性炭化製品を利用した環境エスコ事業】

      同社は、下水道処理場から発生する汚泥を活用して、炭化物を製造・販売する、PFI事業や環境エスコ事業を検討。

    希 望:自治体など下水道事業者、炭化物の活用事業者との連携

    • 15:20〜16:10

    発表者・・・有限責任中間法人循環資源再生利用ネットワーク

    【企業連携により食品関連廃棄物をリサイクルやエネルギーなど多角的に利用する資源循環事業】

      同法人は、食品に関わる製造、流通業者、廃棄物の収集運搬処理業者、農家、飼肥料メーカー、生協など企業63社が集まって作った組織であり、この会員企業間のネットワークを活かし、既に事業化されている約150品目の食品関連廃棄物からの豚、牛用飼料や堆肥の製造拡大を図るとともに、廃プラスチック等のエネルギー活用など多角的利用を行う事業を計画。

    希 望:食品関連事業者、家畜農家との連携