海外交流分科会 意見交換会ご報告日時2020年1月29日(水曜日) 13時30分〜17時 会場株式会社LIXIL 榎戸工場 参加者17名 目的「海外における環境への取り組みについて勉強する」というテーマで、株式会社LIXIL様にご協力を頂き、LIXIL様が世界の衛生環境向上を目指して取り組まれている「みんなにトイレをプロジェクト」についてご紹介を受け、榎戸工場内のご見学をさせて頂くとともに環境への取り組みについてご説明頂きました。 概略スケジュール
内容■「みんなにトイレをプロジェクト」ご紹介 LIXIL様よりコーポレート・レスポンシビリティ戦略のご説明に引き続き、「みんなにトイレをプロジェクト」のご紹介を頂きました。LIXIL様は「私たちは、優れた製品とサービスを通じて、世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献します。」という企業理念のもと、持続可能なイノベーションを追求し、安全で快適な製品やサービスを開発することで人々の暮らしの質の向上に貢献されています。また、世界の課題の中から事業活動と関係が深い、「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」という3つの分野に焦点を当てて取り組まれています。 ■榎戸工場内ご見学 榎戸工場では陶器トイレの生産をされており、その製造ラインを見学させて頂きました。原材料である粘土や鉱物の粉末を型に入れて成形し、焼成や乾燥、釉薬を吹き掛けることでトイレが完成するという一連の工程を丁寧にご説明頂きました。また、工場内のショールームでは、これまで開発された陶器トイレの展示されており、節水性能や清掃等メンテナンスの利便性向上を目指して創意工夫されていることが良く理解できました。 ■質疑応答 参加者からは、工場内の排熱利用などの省エネに関することや、埃や臭いなどの環境負荷管理に関することについて質問がありました。排出物質は定期的に測定し、工場周辺への環境負荷へ配慮されていることや、グローバルでも再生可能エネルギーの利用を開始していることなどご回答を頂きました。また、「みんなにトイレをプロジェクト」を取り組むきっかけについては、LIXIL様の既存事業の延長という発想よりも、様々な課題を解決しながらビジネスを継続していくことが求められる世の中に変化したことなどを受け、既存のトイレ事業とは異なる性格のソーシャルビジネスとして取り組むことになったとのご回答を頂きました。理解を深めることができ、有意義な意見交換となりました。 当日の様子 この度、多大なるご協力を頂きました株式会社LIXIL様に心より御礼申し上げます。 以上
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