独立行政法人国際協力機構(JICA)様研修員との交流会ご報告
日時
2018年9月11日(火曜) 13時〜16時30分
会場
中津川包装工業株式会社 本社
参加者
JICAメキシコからの研修員 13名
及びJICA通訳 1名
EPOC会員 9名
合計23名
目的
独立行政法人国際協力機構(JICA)様 研修プログラムの一環として、メキシコからの研修員と、「環境配慮への取組みを行う日本企業のマネジメントや製品・技術を学ぶ機会」という位置付けで、2018年愛知環境賞銅賞受賞企業である中津川包装工業株式会社様を訪問し、EPOC活動の紹介を行うとともに、同社から事業概要・環境への取組みの紹介を頂き、本社工場の見学を致しました。
概略スケジュール
13時00分〜13時15分 |
ご挨拶 メンバー紹介、全体スケジュール説明、EPOC活動の紹介 |
13時15分〜14時10分 |
中津川包装工業様 ご挨拶、事業概要・環境への取組みご紹介 |
14時10分〜14時20分 |
休憩 |
14時20分〜15時50分 |
工場見学 |
15時50分〜16時10分 |
全体質疑応答 |
16時10分〜16時20分 |
中津川包装工業様 ご挨拶 |
16時20分〜16時30分 |
記念撮影、解散 |
内容
■参加メンバー、全体スケジュール、EPOC概要紹介
最初に分科会事務局より、中津川包装工業の皆様、EPOC会員の紹介をし、当日の全体スケジュールとEPOCの概要を紹介致しました。
■中津川包装工業様の事業概要、環境への取組みご紹介
次に、中津川包装工業様よりご挨拶を頂いた後、映像による事業内容のご説明に続き、日本パッケージングコンテストを始めとした数々の受賞歴等のご紹介を頂きました。
同社が、使用後は古紙として100%リサイクル可能な素材である強化ダンボールに関して、高品質で低コスト、軽量化に徹底してこだわり、自社で設計から生産まで一貫して手掛けられていることのご紹介がありました。強度、厚みなど、いくつものバリエーションを用意されており、お客さまの様々なニーズに応えられるよう取り組まれています。
また、同社は梱包材のコンパクト化や集合包装を可能にする技術、製品の開発により輸送時の積載余剰空間の削減といった物流の効率化・最適化、コストの削減を目指しておられ、その例として自動車ヘッドライト用包装材やロール状製品の宙吊り包装材等、独自開発製品をリリースされていることなどのご紹介を頂きました。
■工場見学
段ボールを紙材料から切断し、折り目を付けていく工程や、様々なニーズに応じた包装材印刷の工程、強化段ボールの製造工程などを見学させて頂きました。
また、これまで開発された包装材を間近に見ることができるテクニカルサロンも見学させて頂きました。ここでは、先のご説明でお話のあった自動車ヘッドライト用の包装材などのほか、野菜、事務イス、ラジコン飛行機、アップライトピアノ、旅客機用客室シートといった多種多様な用途の段ボール包装材が展示されており、100%リサイクル性を実現しつつ、軽量化や省スペース化、緩衝性を担保するための設計開発に精力的に取り組まれていることについて詳しくご説明を頂きました。
■全体質疑応答、終了のご挨拶
参加したJICA研修員から、ものづくりにおいて一番大切にされているところや、繰返し利用可能な包装材の耐久性に関すること、強化段ボールの耐久温度や湿度に関することなど多くの質問があり、丁寧にご対応を頂きました。
最後に中津川包装工業様より、全てリサイクル可能な素材である段ボールでの包装材開発に強くこだわっていること、物流業務全般の最適化に対し包装材開発を通して貢献していきたいと強く思われていることなどのお話を頂き、同社の取組みに対する理解を深めることができました。
このような交流の場を設けて頂いた中津川包装工業株式会社の皆様に厚く御礼申し上げます。
以上