海外交流分科会 意見交換会ご報告日時2016年11月24日(木曜) 13時00分〜17時00分 会場株式会社日特スパークテック東濃 二野本社工場 参加者24名 目的日本企業の海外拠点環境担当者とEPOC会員との交流、意見交換を目的とし、今回は、株式会社日立製作所の海外事業所の地域担当者(駐在経験者)より、日立グループの海外での取り組み状況をご紹介し、参加各社ご担当者様との意見交換を行いました。 概略スケジュール
内容■日本特殊陶業グループ様事業概要及び環境への取組みご紹介 日本特殊陶業様より、同社グループの長期経営計画である「日特進化論」のご説明を頂きました。「深化」「新化」「進化」の3つのステージにおける取組みを通して最終的にはすべてのステークホルダーに対して「真価」(真の価値=Real Value)を提供することを目指していること、また、この長期経営計画と合わせ、環境への取組みの側面より「グローバルエコビジョン2020」を策定し、「資源有効利用」「地球温暖化防止」「化学物質管理」「環境配慮製品開発」の4つを環境課題として掲げ、これらに対し「環境意識向上」「法令遵守」「コミュニケーション」を土台にして事業活動に取り組むことにより、社会の持続可能な発展に貢献していくことについてご紹介を頂きました。 ■二野本社工場の省エネ事例ご紹介、及び工場見学 日特スパークテック東濃様 二野本社工場は、日本特殊陶業様グループの最新鋭の工場であり、世界トップシェアを誇るエンジン用スパークプラグの絶縁体を生産しています。工場見学の前にまず机上で、絶縁体製造の焼成工程で発生する熱を再利用するシステムの導入など、省エネに対する積極的な取組みをご紹介頂きました。その上で現場の各工程をご案内頂き、その仕組みを間近で見学しました。工程のほとんどが自動化されており、工場内を無人搬送機が行き交う光景も目にすることができました。 皆様より、環境技術の他工場への展開や、設備の稼動や運用面での省エネへの取組みに関するご質問を頂きました。 ■日立グループの中国における環境への取組み紹介及び会員意見交換会 日立製作所CSR・環境戦略本部担当者より、中国における環境管理の最新情報についてご説明致しました。中国の大気汚染、水不足、水汚染、土壌汚染及び各々の対策、環境政策、法整備や規制、環境NGOの動きに関する状況などについてお話し、ご参加の皆様と意見交換を致しました。 皆様からは、中国における日立グループの環境担当部署の体制や環境責任者会議の開催頻度、省エネ事例等の情報共有といった海外での組織運営に関するご質問や、中国現地での調達における含有化学物質管理に関するご質問を頂きました。 当日の様子 この度、会の開催に多大なるご協力を頂きました日本特殊陶業株式会社様、株式会社日特スパークテック東濃様に心より御礼申し上げます。 以上
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