AOTS殿 中国研修生との交流活動の内容さる11月2日、(株)デンソー 本社・高棚製作所において、(財)海外技術者研修協会(以下、AOTS(※))の海外研修生の皆さん(中国)と交流会を実施しました。
AOTS殿は、日本における初めての民間ベースの技術協力を推進する機関として、1959年に設立。海外の産業技術者及び経営管理者の研修を通じて国際経済協力を推進し、相互の経済発展及び友好関係の増進に寄与することを目的とされています。 交流会には、10月中旬〜11月初旬の3週間、中国企業経営研修コースにご参加の中国企業の経営幹部・上級管理者総勢26名と、EPOC(海外交流分科会)より8名が参加しました。 <<次第>>
13:00 本社ギャラリー見学 〜移動〜 14:20 EPOC代表者挨拶と概要・分科会活動の紹介 14:40 デンソー概要及び環境への取り組みの紹介 15:00 工場・施設見学(コンビネーションメータ等、資源ステーション、ビオトープ) 16:45 質疑応答 (17:30終了) 最初に本社ギャラリーを見学して、デンソー殿の歴史が分かる数々の陳列を説明を受けながら廻りました。 ギャラリーの各展示品には中国語の自動プレゼンテーションが用意されており、研修生の皆さんの理解も 捗ったようでした。また、大迫力の103インチ大型可動モニターと床面に映し出されるシアターコーナーにも興味津々の様子で見入っておられました。 その後、高棚製作所に場所を移し、海外交流分科会を代表して、日立製作所 神田よりEPOC概要とメンバー紹介を行いました。デンソー殿からは、会社概要と環境への取り組みをご説明頂きました。 デンソー殿は、世界の30ケ国・地域で事業展開されている世界トップレベルの自動車部品サプライヤーですが、1949年に設立され今年60周年を迎えられました。また、高棚製作所は、1974年に創業され、メータ、ディスプレイ、カーナビゲーションシステム、各種センサを生産されていますが、「地域にやさしい 環境づくり」「地域との交流」という『地域社会との共生』を最重視されています。環境を重視した製品(エコプロダクツ)の開発を通じて、環境技術で「新しい価値」の創造と提供にチャレンジされているとのことでした。環境配慮製品や地域社会との関わりの紹介に、研修生の皆さんは熱心に耳を傾けていました。 多種・多機能製品を流れでつくる“STREAM工場”というコンセプトの工場見学では、コンビネーションメーターの先進の生産ラインを熱心に見詰めていました。続いて、資源ステーションと排水処理場、ビオトープという順に見学しました。 交流会場に戻り、質疑応答となりました。「リサイクルに関わるコスト負担元は? 割高とならないか?」「排水処理場を工場設立の同時に作った理由は?」「デンソー学園の特徴は?」「セル生産方式において人材をどのように有効活用しているか?」「EPOC運営の決め事は?」等々沢山の質問が出ました。 研修生の関心の高さとデンソー殿の丁寧な説明により、質疑応答は40分以上となるとても活発な 交流会となりました。AOTS殿とは、今後も交流を継続して参りたいと思います。 また、この場をお借りまして、交流の場を設けて頂きました、デンソー関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 以上
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