AOTS殿 インド・ベトナム研修生との交流活動の内容 さる7月9日、日本特殊陶業鰹ャ牧工場において、財団法人 海外技術者研修協会(以下、AOTS(※))の海外研修生の皆さん(インド・ベトナム)と交流会を実施しました。 AOTS殿は、日本における初めての民間ベースの技術協力を推進する機関として、1959年に設立。海外の産業技術者及び経営管理者の研修を通じて国際経済協力を推進し、相互の経済発展及び友好関係の増進に寄与することを目的とされています。 研修生の皆さんは総勢27名(インド25名、ベトナム2名)。インド、ベトナムにある自動車関連企業の現地法人、もしくは関係会社で、既に勤務している技術者の方々でした。 交流会は、EPOC(海外交流分科会)より9名が参加し、冒頭交流促進部会長(日本ガイシ(株)小塚部長)の英語による挨拶、続いて海外交流分科会を代表して鞄立製作所 西村よりEPOCの概要と活動内容を説明しました。 <<次 第>>
14:30 EPOC代表者挨拶 14:40 EPOC活動の紹介 14:50 日本特殊陶業 会社概要・環境への取り組み紹介 15:30 工場見学(プラグ製造工程) 16:40 質疑応答 (17:00終了) 日本特殊陶業殿の会社紹介ビデオを見た後、 同社 自動車関連事業本部 プラグ事業部 小牧製造部 杉本部長より、会社概要と環境への取り組みについて説明頂きました。日本特殊陶業殿は、NGKブランドのスパークプラグやニューセラミックを応用したNTKブランドで世界的に有名ですが、今回交流の場となった小牧工場は、自動車用プラグを始めとする製品を生産する国内最大規模の事業所です。 スパークプラグの構造や製造工程を、研修生の皆さんにも分かり易いように図解して頂きましたが、お勤め先とも関係深い製品であり、真剣な表情で聞き入られていました。 環境への取り組み例として、エコデザインについても触れて頂きました。鉛フリーの端子マーク印刷、フロンを廃したシリコン塗布剤、PET樹脂を採用した包装材等の紹介に加えて、プラグ自体も年々細くなってきており、軽量化のみならず燃費改善にも貢献しているとのことでした。 また、最近のトピックスとして、インド デリー近郊にインド特殊陶業を建設中であり、近々建屋が完成し、本格的な生産が始まるとの話題が出た時は、母国の身近な事柄として興味深く頷いてみえました。 休憩を挟み、3班に分かれてプラグ製造工程を見学しました。今回は、海外交流分科会メンバーの日立ハイテクノロジーズ 長塚さんに、通訳の一人として活躍頂きました。 多くの工程を経て、大量のプラグが効率的に生産される様は、研修生の目を釘付けにし、予定の時間を超過してしまいました。 質疑応答では、品質管理手法や、主力製品の売上ウェイト、セラミック製品の主な納入先等について質問がありました。工場見学に予想以上の時間を要したため、全てのご質問に答えることができなかったのは少し残念ではありましたが、活気溢れる交流会となりました。 AOTS殿とは、今後も交流を継続して参りたいと思います。また、この場を借りまして、交流の場を設けて頂きました、日本特殊陶業滑ヨ係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 以上
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