海外交流

JICA殿 メキシコ研修生との交流


活動の内容

 10月6日、日本特殊陶業鰹ャ牧工場において、独立行政法人 国際協力機構(以下、JICA(※1))の海外研修生の皆さん(メキシコ)と交流会を実施しました。
(※1)Japan International Cooperation Agencyの略。
(詳細は、http://www.jica.go.jp/をご参照下さい)

 研修生の皆さんは総勢9名。日墨交流計画の全社的品質・生産性向上研修コース(※2)の参加者でした。(日本の滞在期間は、3/13〜10/14)
(※2)
1970年「日墨交流計画」が大平首相とエチェベリアメキシコ大統領(ともに当時)により提唱され、以来両国で多くの事業が実現していますが、「全社的品質・生産性向上研修コース」も上記計画の一環として1971年より実施されています。

 交流会は、EPOC(海外交流分科会)より9名が参加し、冒頭 交流促進部会長(日本ガイシ鰹ャ塚部長)の挨拶、海外交流分科会リーダー(鞄立製作所 神田)から、昨年度の交流活動や欧州視察等を説明しました。

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13:30 EPOC交流促進部会長 挨拶
13:45 EPOC海外交流分科会リーダー 挨拶
14:00 日本特殊陶業 会社概要・環境への取り組み紹介
14:50 工場見学(プラグ製造工程)
16:00 質疑応答 (16:30終了)

 続いて、日本特殊陶業 環境安全部 中村次長と小川主査より、会社概要と環境への取り組みについて説明頂きました。小牧工場は、自動車用プラグを始めとする製品を生産する国内最大規模の事業所であるとともに、2000年12月にISO14001を取得されています。
同社は、環境問題への取り組みは人類共通の課題と考え、オール日特エコビジョン2010に基づいた5つのカテゴリからなる環境方針を計画・実行されています。
具体的な取り組み例として、エコデザインについて触れられましたが、スパークプラグは、使用時の環境負荷低減を図るべく、年々細くなり、軽量化のみならず燃費改善に努力されているとのことでした。また、メキシコでフォルックスワーゲンにもプラグを供給している話が出ると、研修生の皆さんも母国の身近な製品として興味深く頷いてみえました。

 休憩を挟み、プラグ製造工程を見学しました。多くの工程を経て、大量のプラグが効率的に生産される様は、研修生の目を釘付けにしました。
質疑応答では、各工程で不具合品が出た場合のリサイクル手段、ユーザに製品が届いた後の環境監視と評価方法、廃棄物の削減とコストの関係、環境目標値の達成難度等 多数の質問が出て、予定の3時間を超過する活気溢れる交流会となりました。

 JICA殿とは今後も交流を継続して参りたいと思います。また、この場を借りまして、交流の場を設けて頂きました、日本特殊陶業滑ヨ係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

以上