第7回 EPOC&愛知県私立大学環境問題懇談会
|
■目的 | 次代を担う青少年に対する環境情報の提供、環境意識の高揚を図ることを目的とする。 | |
■開催日 | 平成18年11月10日(金)13:00〜17:30 | |
■会場 | 愛知大学 名古屋キャンパス | |
■後援 | 経済産業省 中部経済産業局 | |
■参加人数 | 95名 | |
■表彰 | 最優秀賞/愛知大学 前川 優幸 氏 優秀賞/滋賀県立大学 大浅 理絵 氏 名古屋大学 大学院 横田 剛志 氏 奨励賞/日本福祉大学 伊藤 佑輔 氏 |
|
■企業発表 | 株式会社日立製作所 中部支社 環境担当マネージャー 神田 英治氏 東邦ガス株式会社 環境部長 村松 昭夫氏 |
公募で選ばれた大学生4名が「循環型社会の実現に向けて〜私の研究・私の取り組み〜」をテーマに意見を発表した。またEPOC会員企業2社が自社の取り組みを紹介した。今回から愛知県私立大学環境問題懇談会が主催に加わったことで、効果的な事前広報ができ、会場には愛知大学の学生ほか、大学祭を訪れた他大学の学生、一般市民らも参加し、過去最多参加者数95名を数え、各スピーチに対して様々な質疑応答で盛り上がりをみせた。
また、今年度から新たに企画した「パネルディスカッション」では、中日新聞飯尾論説員の巧みなコーディネートにより企業代表者、学生の有意義な意見交換の場となった。企業人が社会制約の中でものづくりと環境保全に取組む姿勢に学生代表から「感銘を受けた」と感想が出るほど内容の濃い議論になった。単なる「環境問題」の話題を超えて、教科書リサイクルの話題では、「知的財産」から、大学教育への期待にまで話が及んだ後に学生も、企業人も環境を守る主人公であり、各々の意識の問題と相互のコミュニケーションが大切であるというとが、登壇したパネラー間で確認された。このことからも、世代の先輩(企業人)が、未来を託す若者(学生)との対話の重要性を痛感した。最後に、企業人から学生への期待を込めたメッセージと、学生が「今日からの自分」を述べて終了した。最後にコーディネータから出た「人を攻める時代は終わった。自分達で良いものをつくり、それをつなげていくことが重要である。あえて言うなら、未来は皆の(特に学生を指して)ものだから」という言葉が印象的だった。
スピーチコンテスト終了後には参加者による交流会も開催され、学生諸君とEPOC会員らとの交流が図られた。なお、最優秀賞は、教科書リサイクルについて報告した愛知大学の前川優幸さんが選ばれた。
スピーチコンテストに参加した学生からは「今までの認識が甘かった。研究や学ぶことの先を考えていなかった。研究が将来につながっていることを知った。」との感想が寄せられた。また、懇親会の席では、個々に企業と学生が懇談を図り、「環境教育」のコミュニケーションの輪が広がっていた。
<プログラム>
13:00〜 |
挨拶 |
13:10〜15:20 |
発表 |
15:30〜16:40 |
パネルディスカッション ※コーディネータ:中日新聞論説委員 飯尾 歩 氏 |
16:40〜17:30 | 交流会 審査発表および表彰 講評:名古屋大学 小林敬幸 助教授、名古屋産業大学 大矢釼治 教授 |
以上