海外交流

EPOC企画活動・海外交流分科会
第4回 EPOC海外視察「欧州における環境技術の動向調査」


はじめに

地球温暖化対策は喫緊の課題であり、COP21で議論される2020年以降の新たな気候変動対策の枠組みと目標は、大きな関心事項の一つとなっています。そして、革新的な環境技術は温室効果ガス削減の鍵であり、日本の環境技術に対する期待と役割はますます高まっています。

こうした動向を踏まえ、この度、EPOCとしては第4回目となる海外視察を行い、欧州における環境技術の最新動向の視察調査を実施しました。

再生可能エネルギーの出力予測・制御技術、都市部のごみ焼却処理における環境対策と熱利用、スマート技術、水素利用技術、農業・食分野における多様な文化と取組みを視察するとともに、国際エネルギー機関(IEA)や日本貿易振興機構(JETRO)との意見交換を通じて、エネルギー安全保障面から見た環境エネルギー政策の今後の展望やCOP21を目前に控えたパリの最新動向など貴重な情報に触れ、大いなる示唆と人脈を得ることが出来ました。それらの内容は報告書に取りまとめましたので、ぜひご一読下さい。


概要


開催日: 平成27年10月17日(土曜日)〜10月25日(日曜日)
調査先:
  • カイシャフォーラム緑化壁 (@スペイン マドリード)
  • 再生可能エネルギー専用給電指令所CECRE (REE社 @スペイン マドリード)
  • 国際エネルギー機関(IEA)、日本貿易振興機構(JETRO)との意見交換 (@フランス パリ)
  • 廃棄物焼却場 ISSEANE (SYCTOM社 @フランス パリ近郊)
  • MOMAプロジェクト スマート技術実証 (MVV Energie社 @ドイツ マンハイム)
  • 水素専焼ガスタービン発電実証 (ENEL社 @イタリア フジーナ)
  • ミラノ万博 (@イタリア ミラノ)
参加者: 22名

報告書(会員専用)


報告書: 視察報告書
参考資料

MVV Energie社/廃棄物焼却場 ISSEANE(SYCTOM社)


視察行程


10月17日(土曜日) 名古屋→フランクフルト経由→マドリード
10月18日(日曜日) ○カイシャフォーラム緑化壁 視察
<マドリード宿泊>
10月19日(月曜日) ○再生可能エネルギー専用給電指令所(CECRE) 視察
マドリード→パリ
○国際エネルギー機関(IEA)、日本貿易振興機構(JETRO)との意見交換
<パリ宿泊>
10月20日(火曜日) ○廃棄物焼却場(ISSEANE) 視察
パリ→フランクフルト
<フランクフルト宿泊>
10月21日(水曜日) フランクフルト→マンハイム
○MOMAプロジェクト スマート技術実証 視察
マンハイム→マルゲーラ(フジーナ)
<マルゲーラ(フジーナ)宿泊>
10月22日(木曜日) ○水素専焼ガスタービン発電実証 視察
<マルゲーラ(フジーナ)宿泊>
10月23日(金曜日) マルゲーラ(フジーナ)→ミラノ
○ミラノ万博(日本館入場) 視察
○報告書取り纏め、情報整理
<ミラノ宿泊>
10月24日(土曜日) ミラノ→フランクフルト経由(機内泊)
10月25日(日曜日) →名古屋着

以上