海外交流

中国民営企業家訪日団殿との交流


活動の内容

  10月24日、(株)日立製作所 エンタープライズサーバ事業部 豊川事業所において、中国民営企業家訪日団(※)の皆さんと交流会を実施しました。

(※) 中国華商管理科学研究院の主催による研修団であり、華商管理科学研究院は、中国政府の幹部候補生を育成する中枢機関として活動し、現在は、民営企業家の教育を中心に行っています。訪日団は、中国民営企業の経営者・経営幹部の教育研修として、日本企業の経営や技術について学ぶことを目的としており、平成15年4月に第1団を受入れ、今回で第6回目となります。

交流会は、訪日団17名(通訳2名と事務局1名を含む)とEPOC(海外交流分科会)より7名が参加して行いました。冒頭交流促進部会を代表して、日本ガイシ(株)水野マネージャーが挨拶をして、和やかな雰囲気で始まりました。

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14:30 EPOC交流促進部会 代表挨拶
14:35 日立製作所 豊川事業所 代表挨拶
14:40 日立製作所 会社概要・環境への取り組み紹介
15:30 工場見学(パソコン製造工程)
16:20 質疑応答 (16:30終了)

 続いて、(株)日立製作所 生産技術センター 瀬筒グループリーダと環境センター 川上主任技師より、会社概要と環境への取り組みについて説明頂きました。豊川事業所では、コンピュータ機器等の開発・設計・製造を行っており、最近ではセキュリティを重視したパソコンにも注力されているとのことでした。また、「顧客に満足していただけるコンピュータ製品を供給しよう」を品質保証のスローガンに掲げるとともに、製造プロセス面では在庫“レス化”の実現を目指している等の説明がありました。3万種以上の受注仕様生産(CTO)に対応するグループセル生産方式や最短納期3日以内でのオペレーション目標の説明には、訪日団の皆さんも驚いた様子でした。同事業所では、地域及び地球環境の向上に貢献することを事業経営の重要課題ととされておりますが、地球温暖化防止対策には頭を悩ましているとのお話もありました。

 休憩を挟み、2班に分かれてパソコン製造工程を見学しました。身近にあるパソコンが次々に完成していく様を皆さん興味深くご覧になられていました。また、リサイクルセンターでは、職人が手馴れた手つきで部品を解体していく様子を身を乗り出して覗き込まれていました。 質疑応答では、製造現場におけるチームワークのよさはどこに起因するものか等の質問が出ましたが、日本的なコミュニケーション方法やOJTの取り組みを聞いて、頷かれる姿が印象的でした。予定の2時間はあっという間に過ぎました。

 中国民営企業家訪日団殿とは今後も交流を継続して参りたいと思います。また、この場を借りまして、交流の場を設けて頂きました、(株)日立製作所 豊川事業所関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

以上