当社は1892年(明治25年)の創業以来、常に、優れた技術と誠実なものづくりによって空間に新たな価値を創造し、お客様にご満足いただけるよう努めてきました。古くは東京中央停車場(現 東京駅)、甲子園球場、大阪城天守閣、最近では赤坂サカス、ドバイ都市交通システム、東京スカイツリーなど、国内外のビッグプロジェクトを手がける総合建設会社で、名古屋ではオアシス21、モード学園スパイラルタワーズなどを手がけました。
「大林組基本理念」には「地球環境に配慮し、良き企業市民として社会の課題解決に取り組みます」という項目を掲げています。さらに、「大林組環境方針」のもと、中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を策定し、環境課題の解決に取り組んでいます。
環境への考え方(環境基本理念・方針)
「大林組環境方針」
- 基本理念
大林組は、環境問題に対する自主的な取り組みと、その継続的改善を経営の重要課題の一つとして位置づけ、全ての事業活動を通じて、環境への影響に配慮し、その保全に努めることにより、持続的な発展が可能な社会づくりに貢献する。
- 基本方針
- 環境保全に関する法令等を順守する。
- 省エネルギー・省資源、二酸化炭素排出量の削減、リサイクルの推進、廃棄物の発生抑制、有害化学物質の発生抑制、グリーン調達および自然生態系の保全など、環境負荷の低減をおこなう。
- 環境保全に関する保有技術を積極的に活用し、さらに有効な技術の開発をおこなう。
- 環境保全活動で培ったノウハウを、事業活動を通じて、社会に還元する。
- 地域社会とのコミュニケーションを図り、地域の環境保全に取り組む。
- 環境教育、広報活動などにより、全社員に環境方針を周知徹底し、環境保全の意識の向上を図る。
- 関連会社や協力会社に環境保全への積極的な取り組みを求め、それを支援する。
これらを継続的に推進するため、環境保全の仕組みを確立し、実施、維持する。
2007年6月28日
株式会社大林組
取締役社長 白石 達
中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」
- 大林組が描く「2050年のあるべき社会像」
- 気候変動に影響を及ぼさない水準で、温室効果ガス濃度を安定させる「低炭素社会」
- 新たに採取する資源を最小限とし、究極の循環システムを構築する「循環社会」
- 生物多様性が適切に保たれ、自然の恵みを将来にわたって享受できる「自然共生社会」
- 2020年までのアクションプラン
3つのあるべき社会像について、それぞれを3つの事業分野に分類し、具体的なアクションプランを設定しています。
[アクションプランの例]
- 新たな工法・材料の開発やICTの活用による低炭素型の施工
- 環境配慮型開発事業への参加(スマートシティ)
- より高度な省エネルギー提案(ZEB)
- 再生可能エネルギー発電事業への参加(バイオガス、メガソーラー、風力)
- 資源循環事業への参加(再生骨材コンクリート)
- 2050年までの数値目標(低炭素社会の実現)
直接的に貢献できるアクションプラン「2020年までに70%削減、2050年には80%削減(1990年比)」
間接的に貢献できるアクションプラン「2020年までに30%削減、2050年には50%削減(1990年比)」