2004年欧州視察
   
  団長ごあいさつ
   21世紀はまさに「環境の世紀」の本格的な幕開けであり、環境とともに生きることの意義を再認識するとともに、社会経済活動においても環境負荷低減等を常に意識することが必要不可欠となってまいりました。環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)は2000年の設立から早くも5年目となりましたが、環境に対する関心の高まりと相まってEPOCの活動理念でもあります循環型経済社会の構築を念頭においた諸活動への期待が益々高まっているものと思います。
さて、このような状況のなか、設立から三回目となりました今回のEPOC視察団では、過去二回と同様に環境先進地域の欧州を訪問いたしました。具体的にスウェーデンでは、主にVOLVO・ルノーの自動車を解体するECRIS社への訪問とその際、安全並びに環境に配慮した自動車メーカーとして世界的に認知されておりますVOLVO社のレクチャー、そしてシャルマース工科大学、ドイツではハンブルグ工科大学にて、それぞれエネルギー施策等を中心とした先端研究についてレクチャーを受けました。更にフランスではトヨタ自動車フランス工場に訪問することが出来ました。
他方、来年3月より、いよいよ「愛・地球博」が21世紀初めの万博として中部にて開催されます。さまざまな環境技術との出会いなど、その期待が高まっております。今回調査した欧州での最新事例を通じて、EPOCが僅かながらでもその成功に向けて貢献するとともに更なるパートナーシップ(連携)の輪が広がっていくことが出来れば幸いに存じます。
最後に、今回の視察におきましてご多忙のところ、快く訪問をお引き受けいただきました関係各位には、誌面をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
 

平成16年 8月

愛知工業大学 教授
(環境パートナーシプ・CLUB 顧問)
架谷 昌信


  訪問先
 
VOLVO社
ECRIS社
シャルマース工科大学
ハンブルグ工科大学
トヨタ自動車株式会社フランス工場(TMMF)

  視察日程表
 
月・日 摘要・滞在地
7月10日(土曜日) 名古屋 → ヨーテボリ
7月11日(日曜日) ヨーテボリ
○ヨーテボリ市内調査
7月12日(月曜日) ヨーテボリ
○ECRIS社(リサイクルセンター)訪問
○VOLVO社 プレゼンテーション
7月13日(火曜日) ヨーテボリ
○シャルマース工科大学 訪問
ヨーテボリ → ハンブルグ
7月14日(水曜日) ハンブルグ
○ハンブルグ工科大学 訪問
ハンブルグ → パリ
7月15日(木曜日) パリ
○トヨタフランス(TMMF)社 訪問
7月16日(金曜日) パリ
パリ市場調査
パリ → 名古屋
7月17日(土曜日) 名古屋着

  あとがき

   
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