第14回EPOC視察調査EXPOプレエコツアー
「東三河地区 環境配慮型事業」 |
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■視察目的
持続可能な発展を目指す循環型社会の形成に向け、地域で取組んでいる環境配慮型事業について視察調査を行い、今後の事業展開における環境対応の一助とする。
■視察日時
平成16年5月14日(金) 8:00〜18:00
■参
加 者
一般参加者30名、中日新聞社1名、事務局3名:計34名
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■視察先の概要
ラグーナ蒲郡(環境配慮型大型レジャー施設)
ラグーナ蒲郡は、マリーナを中核事業とした複合型マリンリゾートとして、自然と地域の共生をねらいとし、環境に配慮した開発が段階的かつ長期的に展開されている施設である。ラグーナ蒲郡で使用されている電力はコジェネシステムで発電される電力を使用し、ラグナシアでは、都市ガスを燃料としたガスエンジンを原動機として発電(280Kw×2)している。総合効率70%を目標に運転し、実績は平均60%。排熱も有効に回収されている。
テルムマランラグーナでは、都市ガスを燃料としたマイクロガスタービンを原動機として発電(375KVA)している。
トヨタ自動車(株)田原工場
田原工場は、昭和54年1月に操業し、「田原から世界に名車を」を合言葉に、人と自然にやさしい車づくりに取組んでいる。
生産ラインは自動化が進み、重量物はロボットが搭載し、作業者については負担のかかる作業姿勢の廃止等、働く人の立場に立った作業環境が考慮されている。又、チェックシートによる検査・ポカよけ対策等、高品質の車づくりが行われている。
ウィンドテック田原
国内大規模(中部最大規模)のウィンドファームの実現(22MW級)、資源循環型社会の形成、自然資源利用による環境負荷の少ない活力あるまちづくりを目指す「たはらエコ・ガーデンシティ構想」に貢献する事業で、地球温暖化防止活動への貢献及び自然エネルギー利用についての情報発信・理解促進・啓蒙を社会的な意義として、風力発電会社を平成15年10月に設立。
現在は、国内最大級となる定格出力1,980kwのヴェスタス社(デンマーク)製風力発電設備を2004年3月に万博会場外(トヨタ自動車(株)田原工場内)に設置。送受電は、田原での発電分を系統電力(中部電力(株))へ売電。万博期間中はその発電力でトヨタグループパビリオンの消費電力をまかなう計画。
将来的には、11基設置し約4,000万Kwh/年の電力を発生(一般家庭、約12,000世帯分に相当)CO2削減効果は、約27,000t‐CO2/年。発生電力は、中部電力(株)に全量売電。
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■所 感
ラグーナ蒲郡のコジェネシステム、トヨタ自動車田原工場の「人と自然にやさしい車づくり」、ウィンドテック田原の自然資源を利用した風力発電と、全て自然と地域との共生を目指し、環境に配慮した取組みがなされている。各企業とも地球環境問題に対し、種々の取組みが行われていると思うが、他社の取組みを見聞し、知識・技術の向上に努めることが大切である。 |