3月1日、(株)日立製作所 インターネットプラットフォーム事業部(豊川工場)において、(財)海外技術者研修協会(以下、AOTS)殿との交流会を実施しました。
※AOTS…The Association for Overseas Technical Scholarshipの略。
AOTS殿は、日本における初めての民間ベースの技術協力を推進する機関として、1959年に設立。海外の産業技術者及び経営管理者の研修を通じて国際経済協力を推進し、相互の経済発展及び友好関係の増進に寄与することを目的とされています。(詳細は、http://www.aots.or.jpをご参照下さい)
今回、AOTS殿からは、研修生21名(フィリピン人10名、ベトナム人11名)、担当者2名、通訳1名(ベトナム語)が参加されました。
交流会は、最初に(株)日立製作所(以下、日立)の環境管理の技術担当者より、事業所の地球温暖化防止を目的とした生産活動におけるエネルギーの削減、産業廃棄物の削減、環境に配慮した製品開発への取組みと使用済み製品の回収まで等環境への各種取り組みの紹介がありました。
この後、2班に分かれて、パソコンのリサイクルセンターと現場の組立ライン等を一緒に見学しました。見学後の意見交換会では、リサイクルにおける現状の課題(ex.混合プラスチックの再生)や各種削減目標数値の根拠等について質疑が交されました。日立の技術者より、環境改善には、コストは掛かるが自主的な目標を立てて行動に移すことが重要である旨の説明を熱心に聞かれていました。
AOTS殿の参加者は若手設計者が多数おられ、身近な商品であるパソコンの組立方法や将来の研究・開発目標等様々な質問も出され、予定の2時間が大変短く感じられる程活発な交流会となりました。AOTS殿とは今後も交流を継続し、更なる協力関係を築いて参りたいと思います。

 
交流促進部会 国際交流運営G
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