JICA殿 ルーマニア研修生との交流
 
2月28日、独立行政法人 国際協力機構(JICA)殿の「中小企業経営・品質管理コース」に参加中のルーマニア研修生の皆さんと交流会を行いました。
※JICA…Japan International Cooperation Agencyの略。
(詳細は、http://www.jica.go.jp/をご参照下さい)
日本企業の「環境」に対する考え方を理解するとともに、最新の環境技術 動向を学び、実践に繋げることを目的に、1/16〜3/4の間研修を受けられるとのことでした。この度、JICA・中部産業連盟・日本ガイシ殿のご協力により、交流の機会を得ることができました。
当日は、まず午前中に2時間半程、EPOCについて概要を紹介し、設立の経緯から現在に至る諸活動について理解を深めて頂きました。
研修生からは循環型経済社会の構築を目指した取り組みとして、EPOCの諸活動をボランティア展開していることに驚きの声がありました。
特に企業の環境情報を開示して、省エネルギーやゼロエミッションをEPOC会員企業間で達成しようとする取組みには関心を示されました。
また、愛知万博での取り組み(バックヤードツアー、エコトークセッション)にも質問が集中しました。

午後からの交流会は、場所を日本ガイシ殿に移し、総勢18名(研修生8名、中産連1名、JICA1名、EPOC8名)が参加して行われました。

《次  第》
13:30 国際交流WG 挨拶
13:35 出席者 自己紹介
13:45 日本ガイシ 会社概要・環境への取り組み紹介
14:20 AC工場見学
15:15 リサイクルヤード見学
15:30 (休憩を挟んで)質疑応答 (16:00終了)

最初に、出席者による自己紹介を行いましたが、研修生の皆さんは流暢な日本語で挨拶をされました。
日本ガイシ殿からは、最新の環境・社会レポートやAC工場の紹介を中心にご紹介を頂きました。
※AC…Automobil Ceramic。
その後AC工場とリサイクルヤードを見学しましたが、気温が低く肌寒かったものの、研修生の皆さんは工程の各所で説明員に熱心に質問をされていました。
会議室に戻った後は、質疑応答となりました。質問は、触媒が生み出す副産物の処理方法という専門的なものから、AC工場の稼動サイクル、主製品(ハニカムセラミックス)の世界シェアや他の化学産業への応用、会社としてEPOCへの従事度、環境レポートの発行サイクルと規模等多岐に渡りました。
交流会の最後には、研修生を代表して、カタリーナさんがお礼を述べられました。カタリーナさんはルーマニア商工会議所に所属しており、EPOCの環境活動に深く関心を持たれたようでした。
また、今後の活動の参考とすべく、研修生の皆さんにアンケートを取らせて頂きましたが、プログラムの中ではEPOCの概要説明とともに、工場見学が興味深かったようです。今後の交流活動のテーマとしては、「工場見学」「環境討論会」を挙げる方が多数みえました。
JICA殿とは今後も交流を継続し、更なる協力関係を築いて参りたいと思います。また、この場を借りまして、交流の場を設けて頂きました、日本ガイシ(株)殿及びコーディネート頂いた、中産連他 関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
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