財団法人海外技術者研修協会
殿との交流 |
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7月5日、日本特殊陶業(株)において、(財)海外技術者研修協会(以下、AOTS)殿との交流会を実施しました。AOTS殿とは昨年8月に続き、4回目の交流会となりました。
※AOTS…The Association for Overseas Technical Scholarshipの略。
AOTS殿は、日本における初めての民間ベースの技術協力を推進する機関として、1959年に設立。海外の産業技術者及び経営管理者の研修を通じて国際経済協力を推進し、相互の経済発展及び友好関係の増進に寄与することを目的とされています。
(詳細は、http://www.aots.or.jp/をご参照下さい)
今回、AOTS殿からは、総勢36名(研修生31名、担当者1名、通訳4名)が参加されました。研修生は、4ケ国(インドネシア12名、中国9名、タイ7名、ベトナム3名)と多彩な顔触れとなりました。また、EPOCからは、日本ガイシ2名、岡谷鋼機1名、日本福祉大学1名、日立製作所3名の計7名が参加しました。
交流会は、最初にEPOCの交流促進部会長(日本ガイシ(株)大野常務)より、完成したばかりの「Annual
Report 2003」等を利用し、EPOCの紹介(設立主旨、組織体制、各部会の活動内容、エコムズetc)がありました。また、自社のろ過(ウィルス除去)技術についても、デモを交えた紹介がありました。
国際交流運営Gリーダー(株)日立製作所 神田)からは、AOTS交流会や2002年の欧州視察等のこれまでの活動状況を説明しました。
続いて、日本特殊陶業殿からは、環境安全部 高木部長・江崎次長から、会社概要と環境への取り組みについてご説明頂きました。環境マネジメントシステム、ゼロエミッション・廃棄物の削減等の環境目標、グループ会社を含めた“安全衛生・環境大会”等について 分かり易くご紹介頂きました。また、地域環境にも考慮されており、工場周辺の清掃活動にも注力され、近くの巾下川には鴨・鷺の数も増えてきているとのことでした。
日本特殊陶業殿はNGK,NTKというブランドで知られておりますが、今回は「プラグ製造工程」を3班に分かれて、見学させて頂きました。研修生の皆さんは、原料の調合〜成型・焼成〜組立の流れを大変熱心に見学されていました。
質疑応答では、ISO14000シリーズ取得における現場の騒音・異臭低減対策、セラミックのリユース方法、メッキのリサイクル手法について、熱心な質問がありました。今回も、予定の2時間を超過する程熱気溢れる交流会となりました。最後にAOTS殿から本日の交流会に対する感謝の挨拶があり、日本特殊陶業
高木部長からは、地球市民として環境に留意した活動を続けていく旨の温かいお言葉を頂きました。
今回、初めて簡単なアンケートをお願いしましたが、日本特殊陶業殿の「環境への取り組み」の紹介と、工場見学が参考になったとの回答が目立ちました。また、EPOCに対するご意見・ご要望として、「中国での実際問題に対処した環境保全の知識を紹介して欲しい」「このような見学機会を増やし、我々中国人の環境保全の認識を高めていきたい」「タイ国または他国に応用できる例を紹介して欲しい」「EPOCの日常生活における有用性を教えて欲しい」「CO2対策はEPOCの主目的でもあると思うので、もっと時間を割いて説明して欲しい」「EPOC活動についてもっと詳しく知りたい。インドネシアにEPOCのような団体を作りたい」等々たくさん頂きました。参加者の皆さんの声を、今後の交流活動に生かしていきたいと思います。AOTS殿とは今後も交流を継続し、更なる協力関係を築いて参りたいと思います。また、この場を借りまして、交流の場を設けて頂きました、日本特殊陶業殿関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 |
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