第20回記念EPOCフォーラム
***エネルギーフォーラム 21世紀のエネルギーエコトピアを目指して ***
 
【はじめに】
21世紀は環境と経済を統合した持続可能な発展を可能とする「循環型社会」の形成を図ることが喫緊の課題となっています。また経済発展に伴い化石資源の枯渇や昨今の原油高のように、エネルギー問題についても取り組みが急務になっています。
そこでEPOCでは愛知県と共催で「21世紀のエネルギーエコトピアを目指して」と題してエネルギー問題を克服しつつ経済発展を遂げ、新たな社会の構築目指しフォーラムを開催致しました。
尚、今回はEPOC第20回記念フォーラムとしてエネルギー問題の権威にお集まり頂きました。
 
開催日: 平成17年 2月 4日(金)
会 場: 産業技術記念館 大ホール
主 催:
後 援:
環境パートナーシップ・CLUB、愛知県
中部経済産業局、中部経済連合会、名古屋商工会議所、名古屋大学、
新エネルギー財団、省エネルギーセンター、中部産業連盟、科学技術交流財団、
水素エネルギー協会、資源循環型生産システム研究会
 
《プログラム》
13:30 開会挨拶
愛知県水素エネルギー産業協議会会長
愛知工業大学教授、EPOC顧問 架谷 昌信 氏

13:35-14:05 【活動報告T】「EPOC省エネ支援システム」の概要紹介
株式会社デンソー 環境企画部 主任部員 中谷 知之 氏

(株)デンソー 中谷 知之氏EPOC産業エコロジー部会の下部組織である「中部地区省エネルギー等普及支援活動研究会」にて構築作業中の(1)省エネアドバイス・プログラム、(2)省エネアーカイブ、(3)省エネ情報源を基本コンテンツとしたWEBサイトの概要を紹介。

【活動報告U】「愛知県新エネルギー関連産業振興計画(案)」の概要紹介
愛知県 産業労働部長 久保 泰男 氏

愛知県 久保 泰男氏温室効果ガスの削減を目指す京都議定書が発効することになり、地球温暖化の防止の有力な手段となる新エネルギーに大きな期待が寄せられている中、『環境と経済の両立〜持続可能な社会の形成;「サスティナビィリティ」の実現〜』を基本理念として策定された「愛知県新エネルギー関連産業振興計画(案)」につきご紹介頂きました。

14:05-14:50 【基調講演T】「新エネルギーによるこれからのエネルギーソリューションとビジネスモデル」
東京農工大学大学院 共生科学技術研究部 教授  柏木 孝夫 氏

東京農工大学大学院 柏木 孝夫氏「エネルギー基本計画」等我が国のエネルギー政策につき概説の後、分散型エネルギーシステムを中心に、新エネルギー及びこれを利用したエネルギーソリューションについて、ESP、ESCO、マイクログリッド等のビジネスモデルにも触れながらご説明頂きました。

14:50-15:35 【基調講演U】 「地球温暖化対策における新エネルギーの役割」
東京大学大学院 新領域創成科学研究科教授 山地 憲治 氏

東京大学大学院 山地 憲治氏地球温暖化対策の進展状況に関し、その背景たる人口圏の爆発と化石燃料の大量使用及び同対策の基本構造につきご説明頂いた後、新エネルギーの導入目標、普及状況及び導入政策の展開、並びに、エネルギーシステムの構造変化につきご解説頂きました。

15:50-17:30 【パネルディスカッション】「愛知県の将来のエネルギーエコトピアを目指して」
コーディネーター: 架谷 昌信氏
パネリスト: 岡野一清氏(水素エネルギー協会理事)
金田武司氏((株)ユニバーサルエネルギー研究所代表取締役)
最首公司氏(エネルギー・環境アドバイザー、
NPO燃料電池・水素エネルギー・ネットワーク理事)
長谷川全司氏(東邦ガス(株)常務取締役総合技術研究所所長EPOC)

パネルディスカッション パネルディスカッション パネルディスカッション

パネリスト各位よりそれぞれの経験・立場から順にご発言頂いた後、「エネルギーエコトピア」の観点からパネルディスカッションを行いました。架谷氏から本ディスカッションをその場限りのものとはせず同氏が会長を務める愛知県水素エネルギー産業協議会でも検討したい旨のご発言があった他、基調講演を行った柏木・山地両氏も加わり、また会場からも質問が出る等、活発な議論が行われました。

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