第13回EPOC視察調査「新エネルギー施設見学会」
 
視察目的
地球温暖化防止のため導入が急務となっている新エネルギーについて、企業担当者に実際に施設を見学してもらうことにより、理解を深め、新エネルギー導入について考えていただく機会とするため視察を行ったものである。

視察日時
平成16年1月20日(火) 8:30〜17:00 

参 加 者
一般参加者 39名、 事務局 5名   計 44名

視察先の概要

三菱電機(株)飯田工場
@ 太陽光発電システム製造工場では、独自の技術を駆使した最新の生産設備により、多結晶シリコンウエハーを使った高効率太陽電池セル(素子)から、屋根に設置する太陽電池モジュールまでを一貫生産している。
A 環境にやさしい製品づくりを推進し、無鉛はんだ化を達成。
B ご厚意により換気扇工場の生産ラインについても見学。

トヨタ自動車(株)元町環境センター
@ 廃棄物のエネルギー利用を目的とし環境負荷を抑制した一般廃棄物(一部RDF)及び産業廃棄物発電施設。
A 実規模流動層燃焼炉(9,000kg/h)、最大発電量:16000KW、石炭:25000T/年の低減、最大熱効率:85%
B トヨタ殿の環境に関する取組み事例(5R活動)が展示された展示ルームも見学。
C 現在開発中の燃料電池発電設備(MCFC&ガスタービン)についても、ご厚意により説明および見学。

所 感
一世帯あたりの太陽光発電システム普及率全国1位と言われる飯田市。車中からも至る所に設置された太陽電池モジュールが散見された。
飯田工場の街路樹で栽培されたという名産品のリンゴをお土産に頂戴し、参加者一同ホクホクのうれしい一場面も・・・
元町環境センターはさすがトヨタ!と思わせる巨大な設備。自社の廃棄物の最終的な有効利用の手段として設置され、昨今では3R化が進み、燃焼させる廃棄物自体が削減され、徐々にその役割を終えようとしている??などの説明に感銘を受けた。
訪問箇所および滞在時間に比べ移動時間が長く、効率的とは言えなかったが、車中でNEDO様がご用意くださった新エネに関するビデオを放映するなどの工夫が良かった。
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