環境パ−トナ−シップ・CLUB(EPOC)の2000年度最後のエコツア−として、中部地区と北陸地区の今後の環境交流の第一歩としたいという思いで、北陸地区を牽引する環境行動推進団体との意見交換および当地区を代表する企業の環境行動や活動を見学させていただいた。
まず、27日(火)午後に、(財)石川県産業創出支援企業の「環境ビジネス研究会」さんに交流の機会をつくっていただいた。当研究会からは会長の廣瀬幸雄様をはじめ17名もの方が出席され、活発かつ有意義な意見交換ができた。この意見交換会の中で、当研究会の充実と発展のためには、研究会の活力の維持と高揚、会員の方々の参画意欲の増大が必要とのことで、私どものEPOCと同様な課題を持っておられることがポイントでした。しかし、両地区が密接な関係を築き上げていくことが、北陸地区と中部地区に共通するこれらの課題の解決のひとつになるとの実感を得ることができた。
28日(水)午前は、EPOCの北陸地区会員を代表するコマニ−株式会社さんを見学させていただいた。同社は既にデミング賞の受賞、TPM優秀賞および継続賞の受賞、ISO9000の認証を受けておられ、生産や品質さらに経営面まで優れた企業であることはいうまでもなく、見学等で一同大いに感銘を受けた次第である。現在ISO14000の認証に向けて活動中とのことで、ツア−参加者と化学物質排出の管理や材料・製品のリサイクルといった現実的な環境行動の面で高いレベルでの意見交換ができた。コマニ−株式会社さんには今後とも北陸地区各企業・事業所の環境行動の推進役をお願いする次第です。
以上、一団体一企業に大変お世話になったエコツア−であるが、今回の交流をひとつの足掛かりとして、北陸地区との情報交換や具体的な環境行動において交流がより活発にできればと思います。そして、両地区の良き関係が他地区との間にも発展していくことを期待するものです。
尚、会員の方々には、急な企画にも拘わりませず、また年度の変わり目、桜の開花もまもなくというお忙しい時期に、12企業(13事業所)1団体から14名もの方に参加していただいたことに本紙面を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。 |