啓発・交流部会 啓発分科会では、通商産業省中部通商産業局、(財)クリーン・ジャパン・センターとの共催で、10月27日(金)13:30−17:30にかけて「環境啓発フォーラムin岐阜」を開催いたしました。 EPOC会員企業の方々をはじめ、行政関係者、一般企業および消費者の方々から計328名のご参加をいただき盛況の内に終了することができました。

主催者挨拶 通商産業省中部通商産業局長 市川祐三氏
要 旨 これからの時代、我々が環境問題に取り組む上で克服していかねばならない問題は山積している。今や環境問題は地球規模で進行しつつあり、これまで豊かな経済成長を教授してきた我が国の担うべき責務は重要である。
こうした中、本日このようなフォーラムが開催され、産学官に加え消費者も交えて皆で環境について考える機会とできることは、大変有意義なことである。
来賓挨拶 岐阜県知事 梶原拓氏
要 旨 これまでも県政において、環境関連の各種施策を行ってきたが、すべてにおいて言えることは、県民の意識改革が必要であることと、情報共有が必要であることである。
特に、情報共有については、ネットワーク作り、立場の違う者同士が協力し合うことが重要である。
その意味で、今回のフォーラムは、あらゆるジャンルの参加者が集まっており、非常に有意義であると考える。
基調講演T 通商産業省環境立地局リサイクル推進課長 田辺靖雄氏
テーマ 「循環型経済に向けて」
要 旨 地元岐阜県のおとり組には、大変勇気づけられた。また、EPOCの活動には常々、地域ぐるみでのお取組みに、感心させられるところである。
これからの環境に関する取り組みでは、産業の環境化、環境の産業化が必要になってくる。
日本の産業は、世界一の動脈構造をしているが、これからは静脈構造の構築に力を入れていくことが必要である。我が国製造業のリーダーである中部圏から、こうした取り組みを率先して実践していただくことの意義は大きいと考える。
基調講演U 富士ゼロックス(株)代表取締役社長 坂本正元氏
テーマ 「循環型社会に対応した新たな企業活動」
要 旨 当社は、社会の新しい価値を創造し社会に貢献することを目的に、環境保全に古くから取り組んできた。エコロジーとエコノミーの統合を目指すため環境に取り組むことは、企業の社会的責務である。それを経済的に成立するように考えるのが、我々経営者の責務である。
これからの企業は、全社的に意識を統一してエコロジーを経営の最優先課題とさだめ、エコロジーとエコノミーの統合を目指すべきである。
パネル
デイスカッション
パネリスト 名古屋大学大学院教授 架谷昌信氏
パネラー 岐阜プラスチック工業(株)代表取締役社長 大松利幸氏
パネラー  中京コカ・コーラボトリング(株)代表取締役社長 古田公男氏
パネラー トヨタ自動車(株)代表取締役副社長 池渕浩介氏
パネラー 中部電力(株)取締役副社長 木野文海氏
テーマ 「循環型社会の担い手たちー循環型社会構築のためのパートナーシップ形成に向けて」
要 旨 我々が循環型社会の構築に向けて、まず始めにめざすべきことは、市民、企業、行政の3者をからめたパートナーシップの構築ではなかろうか。
そのためには、解決していかなければならない数々の問題がある。
1つ1つ明らかにしていき、誰がどういう形で取り組んで解決していくのが適当かを考えていく必要がある。

 

(参考)
所属 参加申込数 実績
EPOC 84企業 170名 147名
一般(企業) 53企業 77名 64名
行政関係 岐阜県 64ヶ所 103名 87名
その他 7ヶ所 10名 9名
一般市民 団体 8団体 17名 18名
個人   4名 3名
  381名 328名


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