11月28日、中部経済産業局の会議室において、ドイツ(ノルトラインヴェストファーレン州)で中小企業を対象に「環境投資による生産の効率UP」を目的としたコンサル支援を行っている、エフィツィエンツ アゲントゥアー(以下、EFA)NRW殿と2時間弱に渡り、交流の機会を持つことができました。
EFA殿からは、多忙な時間の合間を縫って、ペーター ヤーンス(Managing Director)、 ミヒャエル ニームチク(Project Manager)のお二人にご出席頂きました。 (コーディネータ:小竹氏(日本福祉大学)、通訳:スプランガー紀子氏 同席)
交流会は、EFA殿とEPOC相互にプレゼンを行い、質疑応答の形を取って進めました。
国際交流運営Gリーダーの神田((株)日立製作所)より、EPOCとその活動内容を紹介しております。また、経済局殿より、日本の環境施策の概要についても説明頂きました。
EFA殿は州立の機関であり、Managing Directorであるペーター・ヤーンス氏を頂点に、Regional Offices、Project Condination、Pablic Relationの総勢17名で構成されております。コンサルのユニークな手法として、面接等を通じて幅広い分野の専門家とコンタクトを取ってリスト化し、コンサル内容によって、最も適当と思われるコンサルタントを紹介しておられます。400〜500社/年の企業から相談を受け、何らかの支援を実施しているとのことで、外部の専門家を有効活用されているのが良く分かりました。(コンサルを受けた費用は、州70%、企業30%負担とのこと)
中小企業の支援に当たっては、@コミュニケーションによる問題点の抽出・指摘→A企業訪問によるエコ・チェック(約9日間コンサルを派遣し、分析を行う。50〜80社/年程度実施)が中心です。エコ・チェックの結果は、30頁程度のレポートにプラン・改善策として纏められ、受診企業へ提出されます。また、エコ・チェック等を通じて蓄積したノウハウは、同分野・同問題の統計を取って、分析し(会社名を伏せる形で)パンフレットやインターネットでも公開しているとのことでした。
EFA殿のお二人は、東京から移動された疲れを微塵も感じさせない程熱弁を振われ、予定の1時間を大幅に上回る活発な交流会となりました。
EFA殿とは今後も交流を継続し、更なる協力関係を築いて参りたいと思います。
 
交流促進部会 国際交流運営G
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