バックヤードツアー

概要
 
@実施期間 平成17年4月15日〜9月2日
A実施日 43日間
B実施回数 全体 約170回 
<南コース(循環型システム)>
@EXPOエコマネーセンター内 → A新エネルギーシステム施設 → B長久手日本館 →
C水循環システム → D愛・地球広場
<北コース(エネルギー)>
@EXPOエコマネーセンター内 → Eワンダーサーカス電力館 → Fガスパビリオン炎のマジックシアター → G北ゲート(燃料電池バス)→ H水素ステーション

コースマップ
C参加者 約5000名
約60%の参加者が企業関係者

参加者グラフ
 

ツアー実施概要
  <南コース>
  グローバルループを横切ってコモン5にあるNEDOの新エネ施設に移動、実証研究中のいろいろな新エネルギープラントを見学。最初にレクチャー室にて映像による概要説明を受け、その後各種燃料電池、高温ガス化システム、生ゴミメタン発酵システム、NaS電池、太陽光発電システム等の施設を見学、及び説明を受けました。
次に長久手日本館では竹ゲージや、北側壁面に利用されている生分解性プラスティック外壁、光触媒(TiO2)金属屋根等を映像を交えてその特徴など説明を受けました。さらに隣接の省エネルギー型廃水処理施設ではパネルなどを用いて説明を受けました。
最後にグローバルハウス横に設けられている水循環システム(水質浄化施設)を見学。この施設では愛・地球広場横の蓮池の水を浄化し、浄化された水は愛・地球広場に設けられている「くねくね散歩道」で再利用されています。

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  <北コース>
  受付場所から最初の見学施設である電力館までグローバルループ上を歩いて移動。途中グローバルループ上からいろいろな環境関連施設をメインガイドが説明しながら歩いて行きます。電力館ではまずフロントヤードにある風力発電機、太陽電池及びダム湖の流木材等を活用した路盤材を見学、次にバックヤードに入って燃料電池(SOFC)、熱交換器等の説明を電力館の方から受けました。
ガスパビリオンでは裏側にあるガスコージェネレーションシステムの見学と説明を受けました。その後、長久手会場から燃料電池バスに乗車し瀬戸会場に移動。瀬戸会場では乗ってきた燃料電池バスに水素を供給する水素ステーションを見学すると共にその概要と特徴の説明を受けました。

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参加者の評価
  約80%の参加者が満足
評価グラフ
  <参加者コメント>
・EXPOの表面だけでなく、それを支える施設を見学でき有意義でした
・万博の主旨に一番合っていると思う
・施設の内部まで見学させて欲しかった
・もう少し詳しく説明が聞きたかった
・素人には少々難しかった
・今後いっそう環境問題に関心を持っていきたい
ツアーを振り返って
  バックヤードツアーは博覧会協会が主催した「万博エコツアー」の一つで、EPOCとの共催で、脱温暖化社会に向けた取組みや自然環境の保全、3Rなどの環境配慮型施設(バックヤード)を見学するものです。ツアーはパビリオン等の表舞台とは異なって地味な施設の裏側を見学するもので、どれだけの来場者が参加してもらえるか企画側としては正直不安を抱いていましたが、当初予定の実施日は約2週間で予約が満席となってしまいました。
そこで急遽博覧会協会と協議し、追加を行うことで約倍の回数を実施することになりました。結果としてはツアーを約170回行い、延べ約5000人の来場者がツアーに参加。これはうれしい誤算であると同時に、愛・地球博における環境への取組みについて一般の方々の関心の高さを感じました。
また、上表のように参加者の約80%の方々から満足だったと好評価され、主催者としてうれしい限りであります。ただ、参加者コメントにもありますように施設内部にわたる見学や詳しい説明を望まれた方も見えますが、時間の都合など配慮しますと、これらの方々の要望に沿えなかった部分があったことも事実として受け止めております。
ツアーは各コース1回約30名の参加者に対し4名のガイド(メイン1名、サブ3名)が案内を担当。このガイドはEPOC会員企業のボランティアで行われ、その他の受付事務局のスタッフ等もEPOC会員企業によって運営されました。夏場の暑い中での歩きながらの2時間の説明・案内は体力的に相当厳しいものがありましたが、参加者からのお礼の一言が疲れた体への最大の癒しとなったのではないかと思います。
一方ガイド参加者にとっては普段接点の無い異業種の企業の人が相互に、また気兼ねなくコミュニケーションを取ることができました。このことはガイドに参加された人の今後の活動における大きな財産になるものと思っています。また、EPOCにとっても今後の活動の一助になるものと大いに期待しています。
最後に当ツアーにご支援・ご協力頂いた多くのツアー参加者、及び関係各位には当サイトをお借りして厚くお礼を申し上げます。
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