海外交流

海外交流分科会 意見交換会ご報告


日時

2019年1月21日(月) 14時〜17時

会場

IKEA長久手

参加者

13名

目的

「海外企業のSDGs、サステナブル経営等を勉強する」というテーマで、IKEA長久手様にご協力を頂き、イケア様の環境取組みを始めとしたサステナビリティに関するご紹介をお聞きし、IKEA長久手様の店舗内を見学致しました。

概略スケジュール

14時〜14時10分 開会のご挨拶
14時15分〜15時 イケア様 サステナビリティに関するご紹介
15時〜15時15分 質疑応答
15時25分〜16時30分 IKEA長久手様 ストアツアー
16時40分〜16時50分 全体質疑応答
16時50分〜17時 記念撮影、意見交換会終了

内容

■イケア様 サステナビリティに関するご紹介

イケア様より、事業の概要及びサステナビリティへの取組みについてご紹介を頂きました。イケア様は1943年、スウェーデンのスモーランド地方で創業されました。低価格の実現と同時にデザイン、機能性、品質、そして環境・サステナビリティの考慮も兼ね備えた「デモクラティック・デザイン」というコンセプトのもと、現在は、350を超える店舗を世界中の国や地域に展開されています。平等性、公平性を重んじられており、現場の方も店舗責任者の方もフラットにコミュニケーションが取れるような企業風土の醸成に努められています。
イケア様は、2012年に第2期のサステナビリティ戦略を制定されています。SDGsをコンパスとして、社員或いは管理職における男女比率の均衡といった公平性や、店舗内8,500万個に及ぶLED電球の導入、取扱い製品に含まれる綿花については環境や栽培農家の安全を十分に考慮したものを100%使用すること、廃棄物の削減や再生可能エネルギーの積極利用などについてご説明頂きました。
取り扱われている商品は自社開発されているとのことで、使用する水量を節約できるキッチン水栓や大気汚染対策のカーテンなど、商品ラインナップの面からも、環境配慮に取り組まれています。また、資源の循環性という観点から、リサイクルできないプラスチック製品の使用は100%中止し、2020年までに再生可能な原材料の製品へ代替していく計画であることなどご説明を頂きました。

■IKEA長久手様 ストアツアー

IKEA長久手様内のオフィスや社員食堂、そして売場の見学を行いました。廃棄食料削減を考慮した社員食堂や、従業員の方による店舗周辺の清掃活動を始めとした地域貢献活動等を判りやすく周知する掲示板など、普段は目にすることのできないところまで見学させて頂きました。売場においては、キッチン水栓などの環境配慮商品を実際にご紹介頂きました。

■質疑応答及び意見交換会

ご参加の皆様からは、平等性を重視することによって生まれる好影響に関するものや、日本の企業文化との違い等、企業風土に関するご質問を頂きました。また、イケア様が大切にされているサステナブルな考え方を、サプライヤーなどの取引先にどのように浸透させるか、といった、自社のみならず他社や地域を巻き込んだ取組みについてご質問もあり、イケア様からは、社内についても、取引先についても、企業風土や行動規範を共有するには時間を掛けて信頼関係を築き、重要性や真のメリットを理解することが大切であるとご説明を頂きました。ご参加の皆様からは多くのご質問を頂き、有意義な意見交換の場となりました。


当日の様子

この度、会の開催に多大なるご協力を頂きましたイケア様に心より御礼申し上げます。

以上